現地時間3月5日(日本時間6日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは、敵地ボール・アリーナでデンバー・ナゲッツと対戦。試合開始から約3分でジャマール・マレーに9得点を奪われるなど序盤から出遅れ、一度もリードを奪うことができず113-120で敗れた。
レイカーズは翌6日にホームのクリプトドットコム・アリーナでインディアナ・ペイサーズを128-117で撃破。この日はレブロン・ジェームズ(左肘の打撲)、ディアンドレ・エイトン(左ヒザの痛み)と先発2人が欠場したものの、ルカ・ドンチッチが44得点と爆発し、今季成績を38勝25敗(勝率60.3%)のウエスタン・カンファレンス6位とした。
前人未到のキャリア23シーズン目をプレーするレブロンは、ナゲッツ戦で11本中7本のフィールドゴールを成功させ、16得点、5リバウンド、8アシスト、3スティールを記録。レギュラーシーズン通算フィールドゴール成功数を1万5842本へ伸ばし、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか/1万5837本)を抜き、NBA新記録を樹立した。
その一方、41歳の大ベテランは、今季すでに19試合を欠場。アウォード選出対象の“65試合以上出場”に届かず、キャリア2年目から21年連続で選ばれていたオールNBAチームの対象外となっている。
といっても、“キング”はレギュラーシーズン通算4万3127得点や出場6万497分、1297試合連続2桁得点など、複数の部門でNBA歴代最多記録を保持する。
また、通算出場試合1606はNBA歴代2位で、今季中にロバート・パリッシュ(元ボストン・セルティックスほか/1611試合)を上回ることが濃厚だ。
18歳でNBA入りしたレブロンは、自身のレガシーについて地元メディア『California Post』との単独インタビューでこう話していた。
「いいかい、俺はこれまでずっと、このスポーツへ身を捧げてきた。一度もゲームでズルしたことはない。毎日時間通りに練習を始めて、コート内外で努力してきたんだ。このゲームの魅力を示してきた。それがすべてだ。
ゲームが俺自身や家族、そしてすべてに何を与えてくれるか理解していたからこそ、このゲームから最大限の力を引き出そうとしてきた。だから、ゲームの神へ失礼なことをするつもりは決してない。選手としてプレーしてきた間に、輝かしい瞬間がいくつかあるといいね」
キャリア23年目ながら名門レイカーズで主力の一角を務めるレブロンは、まさに生ける伝説。昨年末に41歳を迎えたとはいえ、今季も44試合の出場で平均21.4点、5.6リバウンド、7.0アシスト、1.1スティールにフィールドゴール成功率50.4%を残している。
バスケットボールは他の団体スポーツに比べ、1人の選手がチームに与える影響が大きく、ケガのリスクも高い。そんなハードな競技において、オフシーズンも身体のケアを怠らず、20年以上にわたりトップレベルのコンディションを維持することは驚異的だ。
数々のNBA歴代最多記録に加え、レブロンがプロキャリアで活躍を続けてきた超人的な持続性も唯一無二。その両面から見て、この男はバスケットボールの歴史上、これから先も不世出の選手と言っていいのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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