現地3月7日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンド・プールBのアメリカ対イギリスが行なわれ、アメリカが9対1で勝利。前日のブラジル戦に続いて2連勝、イギリスは2連敗となった。
初回、アメリカの先発タリク・スクーバルが先頭のネイト・イーサン(レッドソックス)に先頭打者アーチを被弾。ブラジル戦でもローガン・ウェブがブラジルのルーカス・ラミレス(父親はMLB通算555本塁打のマニー・ラミレス)に先頭打者アーチを打たれており、2試合連続で先頭打者に一発を浴びた。
それでも、2年連続サイ・ヤング賞受賞の“最強左腕”は2番ジャズ・チゾムJr.(ヤンキース)を見逃し三振に仕留め、3番ハリー・フォード(ナショナルズ)を三飛に抑えると、2回は三者凡退。3回に2死から1番イーサンに内野安打を許したものの、続くチゾムJr.を空振り三振に抑えた。
3回41球、被安打2、5奪三振、1失点でマウンドを降りたスクーバルに続いて、2番手と登場したのがクレイ・ホームズ。イートンにこの試合3本目の安打を打たれたが、許した走者はひとりだけ。4回から6回まで無失点投球を見せた。3番手のデビッド・ベドナー、4番手グリフィン・ジャックス、5番手ブラッド・ケラーはそれぞれ1イニングを三者凡退に抑え、米投手陣は英国に3安打しか許さなかった。
一方の打撃陣は3番のアーロン・ジャッジ、7番ローマン・アンソニーだけが15点を奪ったブラジル戦と同じ打順に入り、そのほかは打順やメンバーを変更。4番だったカイル・シュワーバーを1番に、5番だったアレックス・ブレグマンを2番に置き、2番だったブライス・ハーパーを4番に据えた。5番ウィル・スミス、6番ガナー・ヘンダーソン、8番アーニー・クレメント、9番ピート・クロウ=アームストロングが初先発となった。
そんなアメリカ打線は4回まで無得点。0対1のビハインドを逆転したのは5回だった。1死からクレメントが三失で出塁。これが反撃のきっかけとなった。続くクロウ=アームストロングの二塁打で二、三塁。相手投手の暴投で1対1の同点に追いつくと、シュワーバーが右翼スタンドへ勝ち越し本塁打を打ち込んだ。
108.9マイル(約175.3キロ)、飛距離427フィート(約130.2メートル)、打球角度33度の“シュワーボム”の一発はアメリカ打線に火をつけた。ブレグマンの二塁打、ハーパーの死球、スミスの四球で満塁の好機を作ると、ヘンダーソンが中前にはじき返して5対1と一気に突き放した。6回にもブレグマンの犠飛、ジャッジの適時打、スミスの犠飛で8対1。7回にもブレグマンの犠飛で9対1とダメを押した。
序盤戦はイギリスにリードを許す展開だったものの、最終的には9得点。2連勝のチームについて米野球ファンは「シュワーバーの一発で一気に勢いづいた」「4安打のヘンダーソンを評価したい」「出だしに躓いたが、勝てばいい」「イギリスに負けたら恥ずかしいだろ」「イギリスに勝つのはいつも楽しい」など、打線に火をつけたシュワーバーや、5打数4安打、2打点のヘンダーソンをSNSで称えていた。
構成●THE DIGEST編集部
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