『NEW JAPAN CUP 2026』ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)(2026年3月8日)
1回戦 ○大岩陵平vsYuto-Ice×
大岩が「俺も今日、プロレスハイになったよ」と実感する大激闘の末にIceを破り、NEW JAPAN CUP1回戦を突破。2回戦でザック・セイバーJr.とのTMDK対決が決まり、「今年こそザックを超える年」と豪語してみせた。
大岩は2年連続3度目のNJC出場。対するIWGPタッグ王者・Iceはヤングライオン時代の2022年以来4年ぶり2度目の出場となった。1・5大田区大会でのIWGPタッグ戦で激闘を繰り広げた両者が1回戦で激突した。
いきなりエルボー合戦で幕開け。Iceはリープフロッグをフロントハイキックで食い止めたが、大岩もランニングローキックを回避。大岩はリストロックで左腕をひねりまくり、アームロック、ハンマーロック、チキンウイングアームロックと徹底的に絞め上げる。Iceもミドルキック、ヒザ蹴り、串刺しランニングニーと打撃で応戦。大岩をエプロンにセットしてランニングニーを突き上げた。
客席になだれ込んでのエルボー合戦もIceに軍配。大岩を客席に投げ飛ばす。リングに戻ってもニーリフトを叩き込み、エルボーを連発する大岩をフロントハイキックで返り討ち。それでも大岩はドロップキックで反撃。ショルダータックルを連発し、ショルダーアームブリーカー、脇固めと腕攻めを展開。スリーパーで絡みつくとアーククラッチに移行して絞め上げた。
Iceはサミングで脱出し、サッカーボールキックで逆襲。テンザンスープレックスを阻止してボディブローを見舞い、ハイキックをカウンターでさく裂させた。すかさずIceHIGHで蹴り飛ばしたが、大岩もカウンターのラリアットで譲らず。ローリングエルボー3連打で腰砕けにしたが、Iceもすぐさま左右の張り手連打で徹底抗戦。触発された大岩も左右の張り手連打でやり返したが、Iceは張り手、頭突きで返り討ちにした。
大岩もショートレンジ左ラリアットで逆襲。テンザンスープレックス、ショートレンジローリングラリアットの波状攻撃に出る。、THE GRIPはIceがアンビションで迎撃し、それでも突っ込む大岩をカウンターのヒザ蹴りで迎撃。ブレーンバスター式フェースバスターで叩きつけたが、最後は大岩が両足を折りたたんでの丸め込みで3カウントを奪った。
大岩が激闘の末にIceを下し、1回戦を突破。3・14名古屋大会における2回戦で元IWGP世界王者・ザックと対決することになった。試合後、マイクを持った大岩は「プロレスハイっていうのが今日分かったよ。俺も今日、プロレスハイになったよ」とIceに向かって投げかけ、「でもな、今日戦ってあらためて思ったけど、Ice、てめえのことは大嫌いだよ。これから先も命削ってバチバチやり合おうぜ」とメッセージを送った。
Iceが去ると、大岩は尼崎のファンに感謝し、「今、俺がこのリングでみせた、最後まであきらめない、やられても立ち上がる、前を見て、顔を上げてしっかり上を見て戦う。なぜなら新日本プロレスが世界一の団体だからだ」と断言。そして最後に「NEW JAPAN CUP、今年優勝をつかむのはこの俺、大岩陵平だ!」と言い切って締めた。
過去2回のNJC出場はいずれもザックに苦杯。「今年こそザックを超える年だと俺はそう信じてる」と確信する大岩はバックステージでザックに向かって「本気で潰しに行くから」と宣言してみせた。
【試合後の大岩、ザック】
▼大岩「これか、これか、プロレスハイってのは。楽しかったよ。楽しかったけど、でも、やっぱ俺はYuto-Ice大嫌いだ。これから先も……キャリアも近いんだろう。これから先、ずっとやり合おうぜ。で、次はザック・セイバーJr.。俺、今まで2回『NEW JAPAN CUP』に出て、2回ともザックにやられてるんだよ。今年こそ、今年こそザックを超える年だと、俺はそう自分で信じてる」
▼ザック「(※コメントスペースにやって来て日本語で)良かったネ、オーイワくん」
▼大岩「オー! ザック!」
▼ザック「(※日本語で)見ました」
▼大岩「見た?」
▼ザック「(※日本語で)見ました」
▼大岩「勝ったよ。勝ったよ。次、ザック、シングルだね(※と言って、ザックと握手)」
▼ザック「(※英語で)よくやった。(※日本語で)最後の技いいネ」
▼大岩「本当に? いや、俺はもう油断してないから。本気で潰しに行くから、ザック」
▼ザック「(※英語に戻して)まぁ分かるさ。三度目の正直もあるかもな。(※日本語で)じゃ、来週の今頃ネ」
▼大岩「うん、楽しみですね」
▼ザック「(※日本語で)楽しみ。どっちでも」
▼大岩「どっちでも?」
▼ザック「(※日本語で)テクニック? バチバチ?」
▼大岩「バチバチ? バチバチ、お願いします」
▼ザック「(※日本語で)バチバチでお願いしますか」
▼大岩「楽しみだね」
▼ザック「(※日本語で)全部ダイジョーブ。OK」
▼大岩「OK」
▼ザック「(※日本語で)おめでとネ」
▼大岩「ありがとう! ありがとう、ザック。まぁ同じチームだけど、このシリーズは何も関係ねぇよな。シングルで勝った方が次に勝ち上がるんだよ。ザック、楽しみにしてるよ」
【Iceの話】「やっちまった……っていうより、やられたな。オイ、最後リング上、立ってたのは誰だ? オイ。リング上、寝とったの誰だ? オイ。現によ、こうやって今、俺、お喋りできとるよな? オイ。油断なんてもんはよ、これっぽっちもなかった。要するにあいつのテクニック、パワー、あいつのスタイルにやられた。完敗やな、完全に。クソッ! 本来ならあそこでよ、丸め込みか、3カウント狙うような考えは俺には毛頭ねぇんだ。ぶん殴って蹴る。俺があそこならよ、思いっきり立ち上がって、行かれる覚悟でよ、ぶん殴りに行っとった。でも、あいつはそうしなかった。なんでか分かるか? あいつはよ、プロレスをスポーツだと思っとるからだ。今回の負けでよ、俺、なんか変える気ねぇよ。このまま殴る蹴る。それが俺のプロレスだ。プロレスラーはよ、喧嘩が一番強ぇんだ。プロの喧嘩師なんだ。それがよ、あいつとの差だ。差? いや違いだな。まぁよ、負けたヤツの発言、願望なんてよ、クソだけどよ、もっとやりたかったわ。サシでよ、タイマン張ってよ、他のヤツとプロレスハイになりたかった。ザック、カラムもぶっ飛ばさないといけないしな、オイ。毘沙門、ジェイク・リー、タイチ、石井、成田、ボルチン、チッ! 弱ぇヤツがよ、何言っても無意味なのは分かっとるが、このクソみてぇな思いはよ、さらにこっから這い上がってよ、また帰ってくるからよ。シングルプレイヤーとしてもな、オイ。お前らはよ、何も考えなくていい。ただよ、妄想はしとけ。俺と誰がシングルやったら面白ぇとかよ。それをプロレスハイの今後のスパイスになる。Big up! (※引き上げかけたが立ち止まって、思い出したかのように)あっ、オイ、大岩。俺はよ、今日やって思った。やっぱおめえみてぇなよ、温室育ちのボンボン、いいとこの子はよ、やっぱ嫌いだ。いや大嫌いだ。これからもよ、それは変わんない。ヘン!」

