『NEW JAPAN CUP 2026』ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)(2026年3月8日)
1回戦 ○海野翔太vsチェーズ・オーエンズ×
海野がHOUSE OF TORTUREの介入もあって苦戦を強いられながらもオーエンズを破り、NEW JAPAN CUP1回戦を突破した。
昨年準優勝者の海野は4年連続4度目の出場で今年こそのNJC制覇を狙う。この日、初戦となる1回戦に登場。曲者・オーエンズと対決した。
オーエンズが場外に出て揺さぶりをかけても追いかけた海野はフェンス攻撃を連発。ネックロック、ネックブリーカードロップなど首攻めで流れを作る。オーエンズも場外戦に持ち込んで逆転。鉄柱に何度も叩きつけるなど左足攻めを展開したが、海野もドロップキックでやり返し、フィッシャーマンスープレックスで攻め立てた。STFはオーエンズがすぐさまロープに逃れた。
オーエンズもコーナーに激突させたリバウンドを利してのバックドロップで逆襲。ジャーマンで投げたが、海野もスイングDDTで突き刺して譲らない。串刺しジャンピングニーを後頭部に連発し、ランニングニーもぶち込むと、再びSTFで絞め上げた。
エプロン上での攻防はオーエンズが制し、ロックボトムでエプロンに叩きつけた。大ダメージを負った海野は場外カウント18でかろうじて生還。オーエンズがエプロンで狙ったラストテスタメント、Cトリガーをことごとく阻止し、強烈なエルボーをぶち込むと、DDTでエプロンに突き刺す。さらにフェンスに乗せての場外DDTも敢行した。
ここでディック東郷が花道に現れ、レフェリーの注意を引き付ける。そのスキに高橋裕二郎が介入し、場外フィッシャーマンバスターで海野の動きを止めた。リングに戻るとオーエンズがCトリガーで追い討ち。ランニングニーをぶち込む。ラストテスタメントは海野が食い止め、ラリアットを叩き込んだが、2発目はオーエンズがレフェリーを盾にして阻止。急所蹴りからのCトリガーでたたみかけた。
ピンチを迎えた海野だったが、2カウントで肩を上げた。ラストテスタメントを阻止して頭突きをぶち込み、ラリアットを振り抜いた。裕二郎がレフェリーを引き付けるスキに東郷が乱入。スポイラーズチョーカーで首を絞められた海野だったが、裕二郎と東郷を同士討ちにし、オーエンズにも再びラリアットをさく裂。間髪入れずSecond Chapterを爆発させて3カウントを奪った。
海野が苦戦の末に1回戦を突破。3・14名古屋大会での2回戦に勝ち進み、裕二郎と対戦することになった。H.O.Tの悪行は想定内で、「一つひとつ、たかが1試合かもしれない。結果で言ったら負けかもしれない。ただな、その一つひとつが、新日本で生きていく一日一日が成長させていくんだ。同じ手でやられる俺じゃない」とキッパリ。「今、俺が何をしゃべろうと、伝えようとしても、意味も意図もはき違って届いてしまうことがある。結果もない俺が何かを伝えようとしても、聞く耳をみんなが持てなくなってしまっている。それは間違いなく、ふがいない俺の責任だ」と自覚するように発言に説得力を持たせられない状況にあるが、「俺は結果を出すことだけでしか、意味を持てるレスラーにはなれない。そのためにも今日のような勝利を、今日のような一日を、負けでも成長へと、自分への変化のきっかけの何かにするために、続けていく」と現状打破を誓った。そのためにもNJC初優勝を成し遂げるしかない。
【海野の話】「ある程度、予測はしてた。反則、介入、乱入……でも、いつまでもやられっ放しの俺じゃない。一つひとつ、たかが1試合かもしれない。結果で言ったら負けかもしれない。ただな、その一つひとつが、新日本で生きていく一日一日が、成長させていくんだ。同じ手でやられる俺じゃない。今、俺が何をしゃべろうと、伝えようとしても、意味も意図もはき違って届いてしまうことがある。結果もない俺が何かを伝えようとしても、聞く耳をみんなが持てなくなってしまっている。それは間違いなく、ふがいない俺の責任だ。だから責めるつもりも、言い訳するつもりもない。俺は結果を出すことだけでしか、意味を持てるレスラーにはなれない。そのためにも今日のような勝利を、今日のような一日を、負けでも成長へと、自分への変化のきっかけの何かにするために、続けていく。裕二郎兄ちゃん、俺は往生際が悪いぞ。キャッチボールする夢、俺はあきらめねえからな。俺は、裕二郎兄ちゃんを、あきらめない」
【試合後のオーエンズ、裕二郎】
▼オーエンズ「ユージロー、すまない。ニュージャパン・プロレスリングのファンのみんな、申し訳ない。というのも俺が負けたせいで、お前らファンは新日本プロレスのリングで行われるはずだった、史上最高のプロレスの試合を見ることができなくなってしまったからな。ユージロー・タカハシvsチェーズ・オーエンズ……実現してたらテンスター(星10個レベル)の試合だったはずだ。まあ、星の数なんてどうでもいいけどな。ユージロー、すまない。明日はオフだったよな?」
▼裕二郎「(※英語で)多分そうだと思う」
▼オーエンズ「ああ、助かった。休みが必要だ」
▼裕二郎「(※控室に向かうオーエンズのあとを追いながら小声で)俺も(オーエンズと)やりたかったよ……」
▼オーエンズ「(※控室に向かいながら)シングル戦なんて大嫌いだ……」

