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「松葉杖生活がこんなに大変だとは」元世界15位コルダが語る戦線離脱からツアー復活優勝までの道のり<SMASH>

「松葉杖生活がこんなに大変だとは」元世界15位コルダが語る戦線離脱からツアー復活優勝までの道のり<SMASH>

男子テニスの元世界ランキング15位、セバスチャン・コルダ(アメリカ/現37位/25歳)が、ATP公式サイトのインタビューに回答。ケガによる戦線離脱からツアー復活優勝までの壮絶な道のりを振り返った。

 コルダは1990年代に活躍した元世界2位の父、ペトル・コルダを持つスポーツ一家の出身。パワフルなストロークを武器にツアーで実績を重ね、2024年8月には世界ランキング15位を記録するなど、アメリカ男子テニス界を牽引する存在として活躍している。

 昨年、そんなコルダに襲い掛かったのは、右すねの疲労骨折だった。同年5月の四大大会「全仏オープン」を最後に約3カ月にわたって戦線離脱を余儀なくされ、8月には世界ランキング86位まで後退した。

 負傷直後の生活は想像以上に厳しいものだったという。日常生活さえ思うように送れない状況だったことを明かした。

「昨年はかなり暗い時期を過ごした。ケガをした後は、車を運転することもできなかったし、何をするのも大変だった。数週間は松葉杖を使っていた。松葉杖を使って生活するのがこんなに大変だとは思わなかった」
  この状態からリハビリを重ね、再起への道を歩み続ける。昨年8月の「ウィンストン・セーラム・オープン」(ATP250)でツアー復帰を果たすと、いきなり準決勝に進出。11月の「バンダ・ファーマシューティカルズ・ヘレニック選手権」(ATP250)でも4強入りを果たし、実力の健在ぶりを示す。しかし今季序盤は苦しみ、「ブリスベン国際」(ATP250)準々決勝から3連敗。いずれも接戦を落とした敗戦だった。復帰後に苦しんだのは「技術的な問題ではなく、精神面だった」という。

「試合のストレスや緊張感から自分を切り離してしまう感覚があったんだ。それを取り戻し、再び試合に慣れるまでが大変だった。自分のパフォーマンスがどうなるのか、プレッシャーにどう対処できるのかわからなくなった。メンタル面は間違いなく、はるかに厳しかった」

 精神的な課題と向き合いながらも試行錯誤を続けるコルダ。日々の努力が早々に結果へと結びつく。4月の「Nexoダラス・オープン」(ATP500)で準々決勝に進出すると、続く「デルレイビーチ・オープン」(ATP250)では、ツアー3度目のタイトルを獲得。トロフィーを手にした25歳は、スタンドにいた幼い甥をコートに呼び寄せ、その喜びを分かち合った。その瞬間を次のように振り返っている。

「最高だったよ。タイトル獲得まで長い道のりだった。特に家族全員が観に来てくれて、こんな経験は初めてだったんだ。感動的だったし、ただこの結果に満足している」

 現在コルダは、今季最初のマスターズ大会である「BNPパリバ・オープン」(ATP1000)に出場。2回戦で第6シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/世界6位)と対戦したが、6-4、4-6、4-6で惜しくも敗退となった。上位進出はならなかったが、再びトップ戦線での活躍を目指して歩みを進めている。

構成●スマッシュ編集部

【動画】コルダがツアー復帰後初優勝を飾った「デルレイビーチ・オープン」決勝ハイライト

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配信元: THE DIGEST

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