ニューヨーク・メッツの千賀滉大が現地時間3月7日、セントルイス・カーディナルスとのオープン戦に登板し、2回2/3を投げソロアーチ2本を含む被安打3、奪三振2、失点2の内容だった。千賀にとってはこれが今季の実戦初登板。被弾による失点を喫したものの、ピッチング自体への評価は決して低くはないようだ。
メッツの地元ニューヨークのスポーツサイト『EMPIRE SPORTS MEDIA』は、この試合での千賀の球威をフォーカス。同メディアは、カーディナルス戦の投球について、「彼のフォーシームは平均96.7マイル、最速98.9マイルを記録した。昨季に起きたあらゆる出来事を踏まえれば、この数字には意味がある」などと指摘。さらに、昨年、この球の平均球速は94.7マイルだった」「2マイルの上昇は誤差ではない。まったく別の投手と言えるレベルだ」として、前年同時期との球速の違いを強調している。
昨年も春先の調整を順調に進めた千賀は、6月までに7勝を記録。だが、太腿を痛め前半戦で戦列を離れると、夏場での復帰以降、シーズン閉幕まで本来の投球を取り戻せなかった。
今季に関しては、ここまで良好なコンディションを保っているという千賀が、「キャンプ初日には94~95マイルだった球速が、実戦打者と対戦した瞬間に97~98マイルへ上がった」というカルロス・メンドーサ監督の証言も記事内に綴られている。
また同メディアも、「このような段階的な上昇は、単発の最速値よりも重要だ」と指摘。続けて、「競争レベルが上がるにつれて球威も上がる投手は、単にフロリダの暖かい午後に調子が良いだけでなく、本当に腕が健康な状態にあることを示している」と期待を寄せる。
そのうえで、冷静な意見も並べており、「1試合の登板は単なるデータポイントにすぎず、“傾向”とは言えない」と訴えつつ、「速球が試合後半まで96~97マイルを維持できるか。フォークの制球がさらに安定するか。球威が落ちずに4~5回を投げ切れるか。今後数週間で注目すべきはそこだ」と見解を示している。
メジャー4シーズン目、ふたたび開幕ローテ入りを果たすべく、スプリングトレーニングでは上々のスタートを切った千賀。引き続き、そのパフォーマンスを維持できるかが大きな関心事となる。
構成●THE DIGEST編集部
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