第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は1次ラウンドの戦いが佳境を迎えており、すでに大会日程を終えたチームもある。プールBでは3月9日にイギリス代表がブラジル代表から初勝利を挙げ、今大会を締め括った。
ともに、3敗を喫し敗退が決定していた両国の試合は、中盤以降で大量得点を重ねたイギリスが8対1で制している。
イギリスはこの試合までにメキシコ代表に2対8、アメリカ代表に1対9、イタリア代表に4対7というスコアで敗れていたものの、それぞれで好ゲームを展開。初戦のメキシコ戦は終盤まで互角ともいえる試合内容を演じ、アメリカ、イタリアに対しては序盤で先制点を奪った。ブラジルが相手となった最終戦で念願の大会初勝利を手にしており、この結果はメジャー公式サイト『MLB.com』の中でも大きく報じられている。
ブラジル戦終了後に配信された試合レポートの中で同メディアは、「この最終戦に勝つことは、単なる誇り以上の意味を持っていた。勝利により、イギリスは次回WBCの本大会出場を自動的に決めたからだ」と称えており、現役メジャーリーガーの活躍にもフォーカス。「ヤンキースのオールスターでもあるチザムJr.、イギリスの看板選手が8回に満塁から2点適時打を放ち、勝利を決定付けた」などと試合展開を振り返っている。
イギリスは初出場となった前回2023年大会でも最終戦コロンビア代表戦で史上初の勝利を記録。今大会でも貴重な白星を挙げた戦いぶりについて、同メディアは「プールBで上位4チームに入ったことで、英国は次回WBCの本大会出場権を獲得。今後も国内の野球プログラムを成長させながら、さらなる前進を目指すことになる」などと評している。
さらに、「視線の先には、野球が復活する2028年ロサンゼルス五輪もある」と次なる目標にも触れており、イギリス野球代表団の責任者であるゲーリー・アンダーソン氏のコメントを掲載。「これからはヨーロッパで一番のチームになる。それが五輪に向けた我々の目標だ」などと意欲を示したという。
2大会連続で勝利を挙げ、強豪国とも渡りあうなど確かな存在感を示した。今後もイギリス代表は欧州の雄として、ロス五輪や4年後の次回WBCでの躍進など、高い目標に挑み続ける。
構成●THE DIGEST編集部
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