『CINDERELLA TOURNAMENT 2026〜準々決勝〜』後楽園ホール(2026年3月11日)
準々決勝 ○天咲光由vs妃南×
天咲が妃南を撃破してシンデレラトーナメントで初のベスト4入り。準決勝のカードは「羽南vsさくらあや」「吏南vs天咲」に決定した。
NEO GENESISの面々がメキシコ遠征に旅立つ中、ひとり日本に残ってシンデレラトーナメントに臨んだ天咲は、1回戦で実力者の山下りなを破ると、3・8後楽園大会のメインで行われた2回戦では飯田沙耶に勝利。「スターダムの大谷翔平にでもなるか!」と意気込むと、メキシコから帰国したスターライト・キッド、星来芽依がセコンドについた状態で準々決勝に臨んだ。
対戦相手は元Queen's Questの同門である妃南だ。両者は昨年2月にフューチャー王座を懸けて対戦。妃南が勝利してタイトル奪取を果たしており、天咲にとっては雪辱戦となった。
約1年ぶりの再戦は序盤から一進一退。妃南は腰を攻めて出鼻をくじいたものの、天咲は得意のDDTで突き刺し、変型グラウンドコブラで絞め上げる。妃南も払い腰を繰り出すと、エプロンで天咲に大外刈りを決めるが、オーバー・ザ・トップロープ決着は望まず、リングに戻してSTFに捕獲した。守勢に回った天咲だったが、スイング式DDT、エクスプロイダーで立て直し、何度も攻守が入れ代わる。
2人はエルボー合戦を繰り広げるが、強烈なエルボーを叩き込んだ天咲は、ブリザードスープレックスで追撃。腕極め式DDTで突き刺すと、天聖の構えに。踏ん張った妃南はトップロープに足を固定してのネックスクリューで挽回。得意のラブカで叩きつけると、変型ジャックハマーで勝負に出た。天咲が必死に肩を上げると、妃南はマッドスプラッシュへ。天咲はこれを蹴り上げて迎撃し、ダブルタウンとなる。
互いにカウント9で立ち上がると、同時に突進。妃南はエルボーをぶち込み、リストクラッチ式変型エクスプロイダーから変型ジャックハマーを執ように狙ったものの、天咲はDDTで切り返す。さらに、是非に及ばず(抱え込み式DDT)をズバリ。勝負を捨てない妃南も外道クラッチで大逆転を狙ったものの、ギリギリでキックアウトした天咲は天聖2連発で振り切って勝利した。
天咲が妃南を破って、準決勝に進出を決めた。マイクを持った天咲は「シンデレラトーナメント準々決勝、勝利しました! 妃南、1年前、フューチャーのベルトを獲られて、メッチャ悔しかったけど、今日このリングで続きができたと思ってる。でも、妃南とはこれで終わりじゃないって思ってるから。妃南もそうだよね?」と妃南に投げかけた。
一方、妃南は「メッチャ悔しいです。メッチャ悔しいけど、少し嬉しさもあるよ」と複雑な心境を告白。「私たちさ、フューチャーの次期挑戦権を懸けて、後楽園の第0とかで戦ってたよね。それがさ、今日は後楽園のメインでシングルができてるんだよ」と感慨深げに語ると、「私の今年のシンデレラストーリーはここで終わっちゃったけど、光由とのストーリーはまだまだ続けていきたいとも思ってるから。今日は負けたけど、でも、これからもよろしく」と天咲にメッセージを送り、グータッチを交わした。
妃南が去っていくと、天咲は「後楽園大会、2大会連続メインで勝利しました! 正直、超新星って呼ばれて、大きな期待とか、プレッシャーとかたくさんたくさんあって」と過去を振り返ると、「でも、今日、5年目にしてやっとその大きなプレッシャーを自分の力に変えて、勝つことができたと思ってます」と晴れやかな表情を見せた。
「あと2回勝ったらシンデレラ。入場して、ドレス着て、そんな姿、みんな期待してるでしょ!?」とアピールして歓声を巻き起こすと、「そんな期待をすべて自分の力に変えて、シンデレラになるので、それまでみんな天咲光由をよろしく!」と締めくくった。
今日の結果を受けて、3・15横浜武道館大会で開催される準決勝は「羽南vsさくら」、「吏南vs天咲」に決定した。同日に決勝戦も行われて、2026年のシンデレラが決定する。
【天咲の話】「シンデレラトーナメント準々決勝、無事勝つことができました! 妃南とは1年前にフューチャーのベルトを獲られて以来のシングルだったんですけど、やっぱり続きができて凄く私も嬉しいし、まだまだ妃南とは続けていくストーリーがあると思っているので。そして、後楽園大会2大会連続でメインで勝利することができたんですけど、正直デビューした時に、大きな期待とか、プレッシャーとか、たくさん背負ってのデビューになって。実はデビュー戦の相手に、試合前、『自分の力に変えれるかどうかは光由次第だよ』って言われたことがあって。それは私ずっと忘れてないし、今日それをしたことによって、今日の勝利を掴めたと思っています。これからあと2回勝って、シンデレラになれるんですけど、みんな私のドレス姿期待していると思っているので、これからもシンデレラを獲るまで天咲光由をよろしく」
【妃南の話】「本日準々決勝、光由と約1年ぶりのシングルだったんですけど、負けてしまいました。もうずっと意識していた相手だったんで、戦えるのは嬉しかったけど、でも負けたのは凄く悔しいです。私メインだったんで今日、第1からセミまで見たり聞いたりしていたんですけど、確か羽南も準々決勝で勝って、吏南もセミで勝って。でも、私はメインで負けてしまいました。それがまた遅れを取っちゃったなって。1歩2歩と言わず、何歩も先に行かれちゃったなって凄い思ってます。でも、これが1年前の私だったら、たぶん折れてました。でも、もうその私はいないんで。今日は負けたけど、これで終わりじゃないんで。次の目標見つけて、またそこに走っていきたいと思います」

