『CINDERELLA TOURNAMENT 2026〜準々決勝〜』後楽園ホール(2026年3月11日)
欠場中のワールド王者・上谷沙弥が玖麗さやかの前に現れて、赤いベルト挑戦を受諾したものの、「沙弥様が赤いベルトを懸ける代わりに、お前は何を懸ける? これは沙弥様からの宿題だ。次の3・15横浜武道館でお前の相手してやるから、それまでに答えを出せ」と要求。横浜大会での復帰が決定的となった。
上谷は2・7大阪大会でスターライト・キッドを破り、赤いベルト防衛に成功。試合直後にタイトル挑戦をアピールしたのが玖麗だった。しかし、上谷は挑戦を拒否すると、右手の指負傷でしばらく欠場することに。
玖麗は上谷不在の状況でも挑戦の意志を示すと、上谷が発売した自伝のお渡し会に何度も潜入して猛アピール。今大会の試合前に行われたお渡し会では、変装したうえで、上谷のことを描いた絵まで贈呈しようとしたものの、あっさりとバレてしまい、返り討ちにされていた。
玖麗はシンデレラトーナメント連覇を足掛かりに挑戦しようと画策していたが、この日、行われた吏南との準々決勝では熱戦の末に惜しくも敗北。昨年の決勝戦では勝利した玖麗だったが、リベンジされてしまい、連覇の夢は海の藻屑と消えた。
会場後方で試合を見守っていた上谷は打ちひしがれる玖麗の前に姿を現すと、「お前さ。そろそろいい加減にしろよ。こっちはメチャクチャにされて、大迷惑なんだよ」と吐き捨てた。
ダメージを引きずりながらも玖麗は「シンデレラになれなかった。この試合に負けた。メチャクチャ悔しいけど、でもそれは立ち止まる理由にも諦める理由にもならない。私は誰の代わりでも陰でもなく、玖麗さやかとして、上谷沙弥の持つ赤いベルトに、上谷沙弥に挑戦したいんだよ!!」と感情を爆発させる。すると、上谷は「わかったよ」と一転して対戦を受諾。そのうえで「じゃあ、沙弥様が赤いベルトを懸ける代わりに、お前は何を懸ける? これは沙弥様からの宿題だ。次の3・15横浜武道館でお前の相手してやるから、それまでに答えを出せ。引退とかアホなこと言うんじゃねえぞ」と通告した。
「引退とかアホなこと」とは昨年の同時期に繰り広げた中野たむとの抗争を意識してのもの。上谷は3・15横浜武道館大会での復帰を明言し、そこで玖麗の覚悟を見定めるつもりだ。
一方、まさかの発言を聞いた玖麗は「もちろん引退なんか懸けるつもりないし。だけど、今の私に懸けられるものって何があるんだろう? 今の私が上谷沙弥に挑戦を受けてもらうために、懸ける必要があるものって…」と困惑。それでも「私は絶対に勝つから。何を懸けたって絶対奪われることはない。私が全部奪う。だから、しっかり私のことを見てて。目を離さないで」と勝ち気にベルト奪取を予告していた。
【玖麗の話】「シンデレラトーナメント敗退しました。去年の決勝のカード。吏南、『シンデレラトーナメント優勝しか見てない』って言ってましたね。私は目の前のことが見えてないって。でもね、私は上谷沙弥も見てる。赤いベルトを見てる。だけど、もっと先、そのもっともっと先の景色を見てる。誰も想像できてなくても、誰も見えてなくても、私だけは見てる。私だけは見えてる。会場の吏南コール、凄かったですね。最近の私を見てたら、疑問に思う人もいるかもしれない。だけど、私はちゃんとそれをリングの上で、私がやりたかったことはこれだって、私が見せたかった景色はこれだって、絶対証明するから。絶対みんなに見せるから。私は私のことを信じる。3・15横浜、上谷沙弥は私に懸けるものを持ってこいって言ってた。引退とか、そういうんじゃないって。もちろん引退なんか懸けるつもりないし。だけど、今の私に懸けられるものって何があるんだろう? 今の私が上谷沙弥に挑戦を受けてもらうために、懸ける必要があるものって…。私は絶対に勝つから。何を懸けたって絶対奪われることはない。私が全部奪う。だから、しっかり私のことを見てて。目を離さないで」
【上谷の話】「どっかの誰かのせいでメチャクチャにされて、気分最悪だ。沙弥様は3・15横浜武道館で復帰する。この赤いベルトは今、沙弥様の一番大切なもの。私だけが赤いベルトを懸けるなんて、フェアじゃないでしょ? だから、玖麗の今、一番大切なものを懸けるなら考えといてやるよ。赤いベルト…これは私からの宿題。次の横浜武道館までに、玖麗、答えを出せ」

