WBCの1次ラウンドを全勝して1位通過した侍ジャパン。負けたら終わりの準々決勝以降、投手陣がどのような起用となるのか。阪神OBの岩田稔氏が3月11日放送の「おかえり」(ABCテレビ)で解説した。
2009年の第2回WBCで日本代表に選ばれ、中継ぎで2試合に出場した岩田氏は、日本が9-0で大勝した3月10日のチェコ戦での投手リレーに言及。髙橋宏斗(4回2/3)⇒宮城大弥(1回1/3)⇒金丸夢斗(2回)⇒北山亘基(1回)という流れだったが、
「完璧ですね。全員、若い選手が躍動してくれたので、井端監督もちょっとホッとしたんじゃないですかね」
特に良かったのは、5者連続三振を奪ったチーム最年少の金丸だといい、その理由をこう語った。
「国際試合にそんなに出てるわけでもないのに、大舞台に急に追加招集で呼ばれて、このピッチングをいきなり披露できるのはすごい。日本とボールが違うので、それに順応するのも時間がかかりますし」
WBCの公式ボールは日本のボールよりも滑りやすいといわれ、投手によって合う合わないがある。岩田氏自身はWBCに参加した際のことを、
「僕はもともと、きれいなストレートを投げるピッチャーじゃなかった。意外にボールが動いてくれるので、面白いなと思いながら投げていました」
金丸についてはチェコ戦で、
「右バッターのインコースにどんどん投げられるコントロールがあった」
どうやらメジャー球に合っているようだ。
今後、注目するピッチャーを聞かれると「勝利のカギは左投手」として、宮城、隅田知一郎、金丸の3人を挙げた。
「この3人は左ピッチャーでリリーフができて、彼らのように3イニング、2イニングしっかり抑えられる投手ってなかなかいない。僕らが2009年に代表で投げさせてもらっていた時は、杉内(俊哉)さんがそういう存在だった。投げにいったらきっちり抑えてくれる、ヒットも打たれない。『勢い全部、持ってきてくれるよね』という投手だったので、3人はそれを秘めていると思います」
日本は3月15日(日本時間)にドミニカ共和国あるいはベネズエラと、4強入りを懸けて対戦する。井端監督はどのような投手起用で挑むのか。
(鈴木十朗)

