
ブラッドリー・クーパー監督最新作「これって生きてる?」が4月17日(金)の公開に先駆け、本編映像を公開した。本編映像が公開されるのはこれが初めてとなる。
■大人たちに愛する勇気を伝える物語
二人の子どもにも恵まれ、順調なはずだった夫婦のアレックスとテス。中年にさしかかり、置き去りにしてきたそれぞれの夢が結婚生活を終わりに向かわせる。失意の中、ニューヨークの街でふと足を運んだコメディクラブで偶然舞台に立つアレックス。夫婦の赤裸々な関係を“笑い”に変えながら、新しい生きがいを見つけていく。
本作は俳優のみならず、監督としても活躍するブラッドリー・クーパーの最新作。主人公・アレックスを演じるのはエミー賞に4度ノミネートされた名優ウィル・アーネット。妻のテスを演じるのは、「マリッジ・ストーリー」(2019年)でアカデミー賞を受賞したローラ・ダーン。また、「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」(2022年)でゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされたアンドラ・デイらも出演する。
リアルなニューヨークを舞台に、今を生きる悩める大人たちに、愛する勇気を伝える物語となっている。

■アレックスのターニングポイントとなる本編映像が初公開
偶然スタンダップコメディのステージに立ったものの、最初はほとんどの観客を笑わせることができなかったアレックス。しかしステージを重ねることで、他の店のステージにも飛び込みで参加するなど自信をつけていく。妻や子どもたちと別居中で離婚も間近だと感じているアレックスが観客に向けて語るのは、これまでの20年にわたる結婚生活や自分自身の人生についてだった。
公開された映像は、そんなアレックスのステージを周囲の仲間たちが自分自身への“セラピー”だと気づかせてくれる、重要なきっかけのシーン。はじめは、ただ自身に起きたことを語っていただけのアレックスだが、実際に感じていたことを素直に話していくうちに、まるでカウンセリングのように自分自身を振り返る機会となっていく。その下手ながらもアレックスならではの純粋なステージは、次第に観客から共感を得ていくだけでなく、仲間たちからの言葉で自分の幸せとは何なのかを再発見していくきっかけとなる。
アレックスの純粋なステージを作り上げるために、アーネットは実際に何度もニューヨークの店に飛び込み、ステージに立った。まさに“狼の群れ”の中に放り込まれたアーネットは、アレックスとしてステージに立ち、力任せにステージをやり遂げている。
アーネットは「私たちは6週間ほど、ほぼ毎晩のようにセラーに通いました。午後にはネタを書き、その夜には新しいネタを試す。アレックスとして舞台に立つのは、ある種シュールな感覚でした。観客が『一体何が起こっているんだ?』という反応を示す瞬間もあったほどです」とその難しさを語る。
クーパーも「ウィルはとても大胆です。彼はあるステージでは大成功、次のステージでは大失敗でした」とアーネットの奮闘を振り返った。特に印象深かったのは、アーネットが初めてステージを大失敗した時。「彼が初めて大失敗したときのことを覚えています。誰も彼が誰なのか知りませんでした。観光客がたくさんいたので、ステージに上がって『アレックス・ノヴァクです』と自己紹介したのです。最初の10秒間、いい反応も、『なんてこった、ウィル・アーネットだ!』という反応もありませんでした。ウィルだとわかっていても、誰であっても10~20秒しか時間がない。その間に面白くなければ、失敗する。彼は信じられないほど大失敗して、僕たちは大爆笑でした」と当時を振り返った。


