ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)もついにベスト8が出揃い、決勝トーナメントが始まる。準々決勝は、日本時間3月14日にドミニカ共和国対韓国、カナダ対米国が、15日にイタリア対プエルトリコ、日本対ベネズエラが行なわれる。勝利したチームは同日開催の勝者との準決勝に駒を進める、という流れだ。
大会前から話題となっていたのが、米国と日本についての“但し書き”だ。両国は通過順位に関わらず、それぞれ14日、15日に振り分けられることとなっていた。これに韓国メディア『スポーツ朝鮮』は「こんなに混沌としたトーナメントを見たことがあるか?」と疑問を呈した。
同メディアはこの措置が、米国と日本が決勝までに潰し合わないように採られた方式だというのが「明らかだ」と指摘。「1次ラウンドを突破すれば、(両国間の)対戦はなく、簡単に決勝に進出できる」とし、「韓国はドミニカ共和国に勝っても、アメリカと対戦する運命にある」と不満を漏らした。実際、仮に韓国が1次ラウンドで1位通過していたとしても、プールCのもう1枠が日本であれば、準決勝で米国(対カナダの勝者)と当たる仕組みだ。
この状況を「残りの18カ国はアメリカ合衆国と日本のブライズメイド(花嫁付添人)だ」と表現した同メディア。サッカーのワールドカップの公平性を例にとり、「世界のどのスポーツにも、このような仕組みは存在しない」と批判した。
前回大会でも物議を醸した決勝トーナメントの組み分けのあやふやさは、興行面における、米国と日本の存在感が理由だと主張する。WBCの主要スポンサーのほとんどが日本の企業であり、米国との決勝戦で「日本企業の宣伝効果が最高潮に達する」と見通した。
前回WBCで初めて実現した日米頂上決戦の再現なるか。侍ジャパンの熱戦に日本国民の関心も高まっているが、隣国のメディアからは「洗練されたトリックと言えるかもしれないね」という冷ややかな目線も注がれている。
構成●THE DIGEST編集部
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