『CINDERELLA TOURNAMENT 2026〜優勝決定戦〜』横浜武道館(2026年3月15日)
フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 ○八神蘭奈vsHANAKO×
八神が保持期限が残り10日に迫っていたHANAKOを蹴殺してフューチャー王座を初戴冠。試合後、さくらあやを初防衛戦の相手に指名し、舞台を3・25新木場大会に指定した。
フューチャー王座は若手専用のタイトルで、デビュー3年の保持期限がある。王者のHANAKOは2023年3月25日デビューで、今月25日を迎えると返上となる。過去に期限まで守り抜いた例はなく、HANAKOは史上初となる返上を見据えていた。
HANAKOはシンデレラトーナメント1回戦で両者リングアウトに持ち込まれた姫ゆりあを破って、3・11後楽園大会でフューチャー王座V4に成功。試合後、八神が挑戦表明すると、受諾の意思を見せて、握手を求めてきたHANAKOにハイキックを叩き込み、その後は大乱闘を繰り広げていた。
八神は7ヵ月ぶり4度目の挑戦。両者は昨年の5★STAR GP公式戦で対戦し、HANAKOが勝利しており、八神にとってはリベンジマッチだった。
パワーを活かした盤石のファイトで主導権を握ったHANAKOに対し、八神は必死に応戦。だが、蹴り技を放っても効果は薄く、腕ひしぎ十字固めに捕らえても担ぎ上げられて投げ飛ばされてしまう。それでもジャンピングハイキック、サッカーボールキック、ランニングローキックと蹴りまくり、ようやく流れを掴むと、腕ひしぎ十字固めに捕獲。しのがれても次々と蹴りを唸らせて、「HANAKOを投げるぞ」と予告した。ここでは逆にHANAKOのバックフリップを食らってしまったものの、ラリアットに対してハイキックを連続して正面衝突させると、ゼロ戦キックがクリーンヒットする。
三角蹴りを狙ってコーナーに上がるが、気づいたHANAKOが強引に抱え上げてバックドロップをズバリ。串刺しラリアット、ブレーンバスターから一気にJPコースターの体勢に。これは八神に防がれたものの、白鷺(スタンディング肩固め)に捕らえた。引かない八神は脇固めに絡め取り、足を掴んでの変型羽根折り固めに持ち込むが、HANAKOの足がロープに届いた。
八神は変型ジャンピングアームブリーカーから三角蹴り、飛びヒザ蹴りを一閃。「蘭奈」コールの中、バスソーキックもクリーンヒットした。絶叫とともに立ち上がろうとしたHANAKOだったが、八神はビートストライクでダメ押しし、HANAKOから3カウントを奪った。
4度目の挑戦でついに八神が待望のフューチャー王座戴冠。「HANAKOから勝って、フューチャーのチャンピオンになったぞ!」と勝利の雄叫びを上げる。「HANAKOは同期だけど、先にデビューしてて、やっぱメチャクチャ強いし、本当にデカくてパワーもあって、マジで自分にないものだらけで、メチャクチャ嫉妬したけど、それが今日、原動力となって勝つことができました」と勝利を噛みしめ、「これからも令和5年組としてもっともっと戦っていきたいし、HANAKOの分も歴代王者の気持ちも背負って、これからフューチャー防衛していくんで、見ててください」と同年デビューのHANAKOにメッセージを送った。
握手に応じたHANAKOは「あと10日ちゅうところでやられたわ。あんたに言いたいことは山ほどある。でもな、これだけは言わせろ。お前はお前だけのいいものを持ってんだよ。人と比較して、そんなんどうでもいんだよ。私からそのベルトを獲ったんやったら、生半可なことしてたら許るさへんからな。お前の防衛戦、最前列で見届けてやるわ」と悔しさをにじませながらも、八神にゲキを飛ばした。
HANAKOが去っていくと、八神は「改めまして、第14代フューチャー・オブ・スターダム王者の八神蘭奈です! 本当にこのベルト、欲しくて欲しくて、ずっとデビューしてから4度目の挑戦でやっと掴むことができました」と改めてあいさつ。「応援してくれるファンの人、本当にお待たせしました。心が折れそうな時もあったけど、朱里さんをはじめとするGod's Eyeのメンバー、特に前王者の妃南さん、亜美さんが『八神なら絶対大丈夫』と言ってくれたから、今日まで心折れずに頑張ることができました」と感謝の言葉を口にする。
さらに、「さっそくですが、もう次の挑戦者指名してもいいですか? 自分、ずっとこの人しかいないって考えてました。3・25新木場、NEW BLOOD大会、相手はさくらあや!」とHANAKOと同日デビューのさくらを次期挑戦者に指名。「さくら、3・25が(保持)期限だよね。挑戦待ってるから。私も絶対守るし、さくらも獲りに来いよ」と投げかけると、「八神蘭奈のフューチャー、期待しててください。ありがとうございました!」と喜びを爆発させた。
【八神の話】「第14代フューチャー・オブ・スターダムチャンピオンになりました八神蘭奈です。やっぱHANAKOは強いし、今日初めて本当に自分の持てるすべてを出して、勝つことができました。でも、これは始まりにすぎないし、まだまだお互い強くなる伸びしろしかないんで。本当に令和5年組には期待してほしいなって思いますし。やっぱこのチャンピオンになったからには、自分は4度挑戦して、本当にこのタイトルマッチに成長させてもらったんで。やっぱり今は若手がたくさんいるから、みんなに『まだ自分じゃない』と思っていても挑戦してきてほしいし、チャンピオンとしてもチャレンジャーとしても、お互い成長しあえるような、そんなベルトにしていきたいです。まだまだ他団体にもこのベルトを私が巻いたからには欲しいヤツがいるんじゃないかなって思ってます。そして、自分、逆指名させてもらって、まだ返事はないんですけど、3・25、さくらあや。まあ、本当はHANAKOがよかったかもしれないけど、そのHANAKOを倒した八神蘭奈に挑戦してきてほしいなって思います。まだまだ始まったばかりなんで。初防衛戦も気合い入れていきたいと思います」
【HANAKOの話】「いやあ、悔しい…。ただ一言それだけです。期限まで持って、やりたかったこと、成し遂げたかったこと、まだまだたくさんあったからこそ、ここで蘭奈に負けたことが凄く悔しいです。ここで蘭奈に言いたいこと、それはベルトは獲って終わりじゃない。これからが大変やってことを蘭奈には心に銘じてこれから防衛していってほしいなって思います。ベルトもなくなって、ユニットもなくなって、私にはもう何もない。何もないけど、ここからまた新たなスタートを切って、スターダムの未来、スターダムのトップに立ってみせます」

