女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「BNPパリバ・オープン」(3月4日~15日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)は大会最終日の現地3月15日にシングルス決勝を実施。第1シードで世界ランキング1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が第3シードで同3位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を3-6、6-3、7-6(6)で下し、同大会初優勝を飾った。
2023年と25年の同大会決勝で敗れていたサバレンカにとっては、3度目の正直でつかんだ念願のタイトル。23年決勝で敗れたルバキナへの雪辱も果たす形となった。これがツアー通算23勝目、そして四大大会に次ぐグレードのWTA1000では節目の10勝目。またこの結果、1月の「ブリスベン国際」(オーストラリア/ハード/WTA500)に続く今季2勝目をゲットした。
今年1月の「全豪オープン」(四大大会)決勝を含め、ツアー決勝でルバキナに4連敗中だったサバレンカ。今回も第5ゲームから3ゲームを連取されて第1セットを落とすと、第2セット第1ゲームでもいきなりブレークを献上し、再び苦杯をなめる展開を予感させた。
しかしここからサバレンカが女王の意地を見せる。直後の第2ゲームでブレークバックを果たして流れを引き戻すと、第4ゲームで2度目のブレークを獲得。残り2つのサービスゲームをキープして1セットオールに持ち込んだ。
迎えたファイナルセットは終盤まで互いに譲らない展開となる。サバレンカが先にブレークして主導権を握るも、ルバキナが土壇場でブレークバックして5-5と追いつく。第11、12ゲームは両者ともにキープし、勝負の行方はタイブレークに委ねられた。
タイブレークではルバキナが6-5と先にチャンピオンシップポイントを取得。対するサバレンカは得意のバックハンドクロスでウイナーを決め、絶体絶命のピンチを凌ぐ。そしてコートチェンジ後の2ポイントを連取し、2時間31分に及んだ激戦に終止符を打った。
大会前にブラジル人実業家ジョルジオス・フラングリス氏との婚約を発表し、子犬も新たな家族に迎え入れたサバレンカは表彰式で「神様、ありがとう」と天に感謝を捧げ、次のように喜びを語った。
「このトロフィーを手にすることができて本当にうれしい。婚約して、子犬も迎えて、そしてタイトルまで取れた。きっと一生忘れない1週間になると思う」
この後は休む間もなく「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/WTA1000)にディフェンディングチャンピオンとして出場するサバレンカ。同大会連覇に加え、インディアンウェルズとマイアミを連続制覇する“サンシャインダブル”達成にも期待がかかる。
文●中村光佑
【動画】サバレンカVSルバキナの「BNPパリバ・オープン」決勝ハイライト
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