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女子の5セットマッチ導入案に元世界4位ヘンマンが異議「今のままで十分」、優先すべき課題は「ツアースケジュールの整理」<SMASH>

女子の5セットマッチ導入案に元世界4位ヘンマンが異議「今のままで十分」、優先すべき課題は「ツアースケジュールの整理」<SMASH>

四大大会の女子シングルスで「5セットマッチ」を導入すべきか――。テニス界で長年くすぶり続けてきたこの議論が、再び注目を集めている。

 発端の一つとなったのは、テニス・オーストラリアの元CEOで、最近は全米テニス協会で同様の役職に就いたクレイグ・タイリー氏の提案だ。男子と同額の賞金を受け取りながら、女子は3セットマッチで行なわれるという構図に対し、フォーマットの見直しを検討すべきだとする声は以前から存在してきた。

 同氏は大会終盤に限って5セットを導入する妥協案を提示し、『AAP通信』に対して次のように語っている。

「私が現在言っていることの一つは、女子にも3セット先取(5セットマッチ)を導入すべきだということだ。私たちは最後の数試合、つまり準々決勝、準決勝、決勝に目を向け、女子の試合を5セットマッチにするべきだ」

「だからこれは、私たちが議題に挙げ、選手たちと話し合いを始めるべきことだ。なぜなら、最後のラウンドのいくつかの試合は、もし5セットマッチだったなら非常に面白い試合になっていただろうから。選手たちがそれを望むかどうかはわからないが、女子側で検討する必要があることだ」

 もっとも、このテーマは常に賛否が分かれる。女子選手の身体的負担や、四大大会期間中に連戦をこなす可能性を懸念する声も根強い。

 過去には1984年から1998年まで、WTAツアー最終戦の決勝で5セットマッチが採用された例もあるが、四大大会では現在も3セット方式が続いている。近年では2022年、ステファノス・チチパス(ギリシャ/現世界ランキング51位)ら一部の男子選手が、賞金と試合形式を結びつける発言をし、女子選手から強い反発を招いたことでも議論が再燃した。
  こうした中、反対の立場を明確に示したのが、元世界4位で「ウインブルドン」(四大大会)の組織委員会でも重要な役割を担うティム・ヘンマン氏だ。英メディア『tennis365』のインタビューで次のように語った。

「歴史と伝統の観点から、これを行なう必要があるとは思わない。グランドスラム(四大大会)は今のままで十分に機能している。グランドスラムのフォーマットに手を加える前に、このスポーツで私が考える他の変更はたくさんある」

 ヘンマン氏が優先すべき課題として挙げたのは、現在のツアーカレンダーだ。特に近年、ATP・WTA1000の2大会(マドリード・オープンとイタリア国際)の開催期間が12日間に拡大されている点に疑問を呈し、「スケジュールの整理が必要」だと訴える。

「マスターズが12日間開催へと向かっている理由は理解しているが、それが選手にとって良いカレンダーをもたらすとは思わない。だから私なら絶対に日程を変更し、私たちが目にする全てのテニスが意義のあるものになるようにするだろう」

 女子5セット制を巡る議論が公式に検討段階へ進むかは、現時点では不透明だ。選手の健康、ツアー日程、そして男女平等の議論も絡むこの問題は、今後もテニス界の大きなテーマであり続けそうだ。

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配信元: THE DIGEST

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