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「誰もが金のことばかり考えてるから」試合数削減を提唱するカーHCに、ハートは賛同しつつも「おそらく無理」<DUNKSHOOT>

「誰もが金のことばかり考えてるから」試合数削減を提唱するカーHCに、ハートは賛同しつつも「おそらく無理」<DUNKSHOOT>

現地時間3月15日(日本時間16日)、ニューヨーク・ニックスはホームのマディソンスクエア・ガーデンでゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に臨み、前半に背負った21点ビハインドを挽回して110-107で勝利を収めた。

 3連勝を飾ったニックスは、ジェイレン・ブランソンがゲームハイの30得点、9アシストに2スティール、カール・アンソニー・タウンズが17得点、12リバウンド、OG・アヌノビーとジョーダン・クラークソンがそれぞれ14得点、ランドリー・シャメットが10得点をマーク。

 一方のウォリアーズは、ジミー・バトラー三世が右ヒザ前十字靭帯断裂のため今季絶望のほか、ステフィン・カリー、アル・ホーフォード、セス・カリーもケガで欠場。さらに連戦の1日目のためドレイモンド・グリーンとクリスタプス・ポルジンギス、ディアンソニー・メルトンも休養と、主力の大半を休ませた。

 チームを率いるスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、これまで何度もレギュラーシーズンの試合数短縮を提唱。82試合ではなく70試合へ短縮することで、選手たちへの負担を軽減し、ケガへのリスクも抑えられると訴えてきた。
  カーHCは試合数削減によって各チームの収益がダウンすることを承知の上で、自身の考えを貫いた。

「試合数が減れば収益も落ち、全員の給料が減ることは承知している。それでも、私はこの提案に賛成だ。なぜって、最も重要なのは試合の質だと考えているからなんだ。軽々しく言っているわけではない。私は心の底からそう思っている」

 NBAの試合数が減少することになれば、選手たちやコーチ陣、チームスタッフを含めた全員の移動距離が短縮され、連戦の回数も減ることが予想できる。これによって、ほとんどのチームがベストメンバーで試合に臨むことができるかもしれない。

 とはいえ、NBAとNBA選手会(NBPA)は、2023-24シーズンから7年間にかけて適用される新たな労使協定(Collective Bargaining Agreement/CBA)に合意済みだ。その中にはMVPやオールNBAチームへ選出されるための“65試合ルール”も組み込まれており、試合数短縮という大幅な変更が実現するためには、多大な時間を要することが予想される。
  また、収益の面はチームだけでなく選手たちにも直結する。この日、左ヒザのケガから復帰したジョシュ・ハートは、試合前にこう語っていた。

「短縮することが、試合のクオリティの点で良いことだと思うかって?僕はそう思っている。じゃあそれが実現するのか?おそらく無理だろうね。だって誰もがお金に目がくらんでいて、お金のことばかり考えているからさ。誰もがお金を何よりも優先していると思う」

 NBAは世界最高のプロバスケットボールリーグであると同時に、莫大な資金が動く巨大なビジネスでもある。カーHCはNBAのコーチの中でも屈指の高額年俸を手にしているとはいえ、ケガに苦しむ選手たちを間近で見ていることもあり、試合数短縮を提唱し続けているのだろう。
  ハートが指摘したように、リーグ側も試合数短縮によってケガ人が減り、従来以上に各チームの主力選手が多くの試合でコートに立てると見ているのかもしれない。

 リーグが試合数短縮という対策に踏み切るとすれば、今後もスター選手たちのケガによる欠場が増加傾向を強めた場合だろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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