現地3月14日、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝で日本代表「侍ジャパン」はベネズエラに5対8で敗れ、ベスト8で敗退した。
この一戦で日本は、4回までは5対2でリードしていた。しかし5回に2番手で登板した隅田知一郎が2ランホームラン、6回には4番手の伊藤大海が3ラン本塁打を浴び、逆転された。
2投手は、ともに所属球団では先発を任されている。スターターにとってのリリーフ登板の難しさについて、TBS系列「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」に出演した元MLB戦士の川上憲伸氏が語った。
自身も先発投手として2度の最多勝、沢村賞を受賞した川上氏はまず、「スターターは、何となく(ストライク)ゾーンで勝負してファールを打たせたり、(1打者につき)3打席回ってくるから、いろんな餌を撒くというか、体力を温存して勝負していきます」と説明する。
一方、リリーフ登板では、「普段やっていない全力投球になる」と語り、「初球からベストピッチをしていくゆえ、最終的に投げる球がなくなるのがヤバいところです。何より難しいのが、同点や負けている場合はまだいいですけど、勝っているのを守らないといけないという野球を普段はしていない」と解説する。
さらにWBCのような大舞台では、「国を背負うとなると、普段じゃない自分がマウンドにいる。自分のペースじゃない、呼吸も自分じゃない、ボールにしたいけどストライク投げようとか、中途半端な気持ちが出てしまう」と続け、国際試合特有の雰囲気による投手心理を伝えた。
負けたら終わりの一発勝負ゆえ、所属球団とは異なる起用法になってしまいがちなWBC。日本の敗因の一つとも言われる先発投手の不慣れなリリーフ登板は、難しい状況でのピッチングに陥ってしまうようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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