『NEW JAPAN CUP 2026』ビッグパレットふくしま(2026年3月17日)
準々決勝 ○海野翔太vsザック・セイバーJr.×
海野が激闘の末にザックを破り、NEW JAPAN CUP準決勝進出を決めた。
5度目のNJC出場となった海野はオーエンズ、裕二郎を破って準々決勝に進出。1回戦シードのザックは2回戦で大岩とのTMDK対決を制し、ベスト8入りを果たした。両者はこれまで3勝3敗で、これが7度目の一騎打ち。昨年の1・4東京ドーム大会メインでIWGP世界ヘビー級王座戦を争った二人が準決勝の切符をかけて対決した。
二転三転する丸め込み合戦で幕開け。ザックが首攻めで主導権を握り、フロントネックロックで絞め上げれば、海野はブレーンバスターで引っこ抜いて反撃。フィッシャーマンスープレックスで攻め立てる。2カウントで返したザックはぶら下がり式腕ひしぎ逆十字固めで拷問。ダブルレッグロックとアームロックの複合技で絞め上げるなど右腕を徹底攻撃した。
耐えた海野は起死回生のスイングDDTで逆襲。場外ダイブ式DDTでエプロンに突き刺す。さらにフェンスに乗せての場外DDTも敢行。リングに戻ってもパワーボムで追い討ちをかけたが、ザックは飛びつき三角絞めで捕獲。裏十字固め、腕固めと流れるように移行して絞め上げた。
ザックが足蹴にすると、海野は鋭い眼光でにらみつけ、エルボースマッシュを打ち込む。ザックがエルボースマッシュ連打で押し返しても、串刺し攻撃を回避して後頭部に串刺しジャンピングニー、串刺しランニングニーを立て続けにお見舞い。正面からランニングニーをぶち込むと、Second Chapterを仕掛けた。
阻止したザックは脇固めで切り返し、クラーキーキャットに移行して絞め上げる。腕ひしぎ逆十字固め、三角絞めと次々に移行したが、海野も何とかロープに脱出。ザックがミドルキックを連発しても掟破りの逆ザックドライバーで逆襲。痛む右腕でラリアットやエルボーを叩き込む。ザックがオーバーヘッドキックで応戦しても、左ラリアットを振り抜いた。
ザックもラリアットを右腕へのハイキックで食い止め、ザックドライバーで突き刺したが、海野は3カウントを許さない。ザックの蹴り足をキャッチし、張り手を連発されても左右の張り手で徹底抗戦。回転足折り固めで丸め込み、ザックが飛びつき三角絞めを仕掛けてもパワーボムで切り返す。意地のザックもラリアットで吹き飛ばして逆襲。セイバードライバーを仕掛けたが、DDTで切り返した海野はラリアットを振り抜くと、Second Chapterを爆発。ザックは返せず3カウントが入った。
海野が7度目のシングル対決となったザックを破り、NJC準決勝進出を決めた。試合後、ザックに向かって「ありがとうございました」と感謝。ザックも海野を称えてから花道を下がった。マイクを持った海野は「会場の皆さん、そしてワールドをご覧の皆様、今日は誠にありがとうございました!」と感謝。「自分は最後まであきらめないことを頑固に貫き通すことが自分の持ち味、武器だと思ってます。悔しい気持ちと結果にこだわってこのNEW JAPAN CUPを制する。ただそれだけでやり続けていきます」と優勝にかける強い思いを口にした。そして最後に「つらいこともたくさんあるけど、プロレスを見てみんな元気を、活力をもらってください。楽しもうぜ! プロレスを」と郡山のファンにメッセージを送って締めた。
【海野の話】「リング上でも言った通り、ザック先生、ありがとうございました。最後の『頑張ってね』って言葉、忘れないです。ドームだったり、悔しい思いもしたけれども、自分の人生の分岐点にはいつもザックがいた。そういう選手と戦えて勝てたこと、誇りに思うし、自信になる。こんなダメダメな俺だけど、なんの取り柄もねえような自分だけど、比較とか人と比べるのはよくないけど、成田のようなテクニックもないし、辻のようなカリスマもコメント力もない。上村のような細かい動きや器用さもない。K.O.Bのような強さもない。大岩やボルチンのようなパワーもない。HENAREのような破壊力もない。オーカーンのような頭もない。各々みんな素晴らしい取り柄があって、この新日本プロレスのトップへ食い込んできて、その中で俺の武器と言えば絶対にあきらめない気持ち。何があろうとも自分を信じて貫き通すこと。周りに何を言われても自分自身を信じて、自分が育ってきた環境を信じて突き進むことだ。遅くなっても、時間がかかっても俺はその答えが正しいと導く。ベスト4残ったな。NEW JAPAN CUP、去年の忘れ物、優勝トロフィー、そしてNEW JAPAN CUP覇者という称号を力ずくで分捕りにいく。次は誰だ? カラムか? ぶっ潰してやるよ」

