ドジャースの開幕投手が山本由伸に決まった。デーブ・ロバーツ監督がそう明言し、2年連続で大役を務めることになった。監督は「かなり簡単な決断だった」と語っていたが、気になるのは「WBC敗退の後遺症」だ。準々決勝ベネズエラ戦の先発マウンドを託されたが先取点を許し、4回4失点と奮わなかった。
「低めの変化球、特に落ちる球を見送られ、苦しんでいました。でも山本の調子は決して悪くはなかった。ベネズエラのアナリストが山本の攻略法をしっかり練り上げた結果です」(現地特派記者)
大方の海外メディアも「スプリットを見極めた結果」と報じていた。今後、メジャーリーグの各球団が、ベネズエラ代表チームの攻略法を参考にするだろう。
「ロバーツ監督の話では3月26日(現地時間)の開幕戦前に、山本を一度、登板させて最終調整をさせるそうです」(現地メディア関係者)
この調整登板で新しい配球をテストすると思われるが、変えなければならないのはそれだけではない。ちょっと意外だが、山本は必勝を期した時に行う「験担ぎ」があった。
「山本には『勝負パンツ』があるんです。ベネズエラ戦前にそれを入手するため、侍ジャパンには帯同しなかった専属通訳に連絡し、購入と郵送をお願いしていました」(チーム関係者)
その「勝負パンツ」とは、ウサギのイラストがプリントされたもの。アメリカの国立公園のお土産品で、ウサギがビームを発射している絵柄だという。山本のユーモアだろう。なんと昨年の開幕戦やワールドシリーズでも着用したそうだ。
「国立公園のウサギパンツは品薄なんです。人気商品だからではなく、生産した分が売り切れたら、そのまま補充されなかったと聞いています」(前出・チーム関係者)
ベネズエラ戦ではそのパンツを着用したという。この験担ぎは継続されるのか。ロバーツ監督が言っていた調整登板では、新しいパンツが試されるかもしれない。
(飯山満/スポーツライター)

