女子テニスの秋田史帆が、3月18日に所属先の株式会社テニスラウンジを通じて3月末での現役引退を発表した。
現在36歳の秋田は小学2年生でテニスを始め、4年生でプロを意識。幼い頃から器用なタイプではなかったが一度決めたことは最後までやり続ける性格で着実にレベルアップし、全国選抜ジュニア優勝やジュニアのグランドスラムに全て出場するなどの実績を残した。
2008年にプロ転向し、原因不明の体調不良やケガに悩まされたりと苦労しながらもITF大会で7タイトル獲得、WTAランキングは最高221位、20年の全日本テニス選手権で優勝、21年の女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」では日本代表としてダブルスに出場するなどの活躍を見せていた。
そしてグランドスラムを目標に走り続けていた秋田だったが、「自身の中に“戦う覚悟”が残っていないことに気づき、引退を決断」したという。
なお、「引退が決まった状態で公式戦を“引退試合”として出場することは、自分自身の競技に対する姿勢に嘘をつくことになるのではないか」と感じたため引退試合としての公式戦出場はせず、今年1月のタイでのITF大会がラストマッチとなっていた。
今後については、「まず2026年を“恩返しの一年”にしたいと考えています。イベントなどを通して多くのテニス愛好家の皆様と直接関わらせていただきながら、プライベートレッスンや選手へのサポートなど、指導という形でも関わっていけたらと思っています。その中で、自身の競技生活で得た経験をどのように還元できるのか、またこれから何をしていきたいのかを模索しながら、私自身も多くのことを学ばせていただく一年にしたいと考えています」と公表している。
また、日頃からファンとの交流も大切にしている秋田は自身のインスタグラム(@shihoakita11)も更新し、「何をするにも不器用な私にとって簡単なものは何一つありませんでした。時には体を、時には心を壊しながら、山も谷も乗り越えて来ました」と約18年間のキャリアを振り返っている。そして「これからの人生にとてもわくわくしていて、心はとても晴れやかです」と綴り、穏やかな笑顔の写真を添えた。
構成●スマッシュ編集部
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