
染谷将太が主演を務める映画「チルド」が7月17日(金)に全国劇場公開されることが決定した。あわせて不穏な空気が漂う特報映像と場面写真も解禁。また、追加キャストとして令和ロマン・くるまの出演が決定し、コメントが到着した。
■ベルリン国際映画祭で日本唯一の受賞を果たす
本作は会話劇を軸に静的で異物感のある演出を持ち味とする岩崎裕介監督の長編デビュー作で、映画レーベル「NOTHING NEW」初の実写長編作品。2022年に設立された同レーベルは、これまで「VOID」などの短編作品で数々の映画祭に入選してきた。現地の上映は全回即完売となり、海外メディアからも現代社会の縮図を鋭く捉えた作品として高い評価を獲得。
第76回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した本作は、日常的なコンビニという空間に潜む歪みが、88分間の物語を通じて極限の恐怖へと変容していく様を映し出す。コンビニエンス・ホラーと銘打たれた本作は、ルーティーン化された小さな社会の歪みをきっかけに、世界が終わりに向かっていく恐怖を表現。
■追加キャストに令和ロマン・くるまが出演決定
主演の染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦に加え、新たにお笑いコンビの令和ロマン・くるまの出演が発表。くるまは主人公と共に働く室田役を演じ、本作がホラー映画初出演となる。
2025年に公開された映画「ミーツ・ザ・ワールド」での演技が評価されての起用となり、くるまは出演にあたり「かなりご機嫌に室田ができた」などのコメントを公開した。
■日常が狂い始めるコンビニを描く特報映像が解禁
解禁された特報映像は、主人公の堺(染谷将太)が働くコンビニ「AnyMart」の日常からスタート。見慣れた店舗が冷たく不気味な雰囲気をまとい、従業員たちの表情や不穏な音楽が、今後の物語の展開を予感させる映像となっている。
本作は「コンビニエンス・ホラー体験」を掲げ、極限状態へと変容していく空間をリアリティをもって表現。あわせて公開された複数の場面写真では、平穏なはずの店内に漂う異物感が切り取られている。
■令和ロマン・くるま <コメント全文>
くるまです。今回は「室田」という奴になりました。今まで「室田」になったことがなかったので、まさか自分が「室田」になれる人生だとは思ってもみませんでした。しかも僕が大好きな「コンビニ」が舞台ということで、かなりご機嫌に「室田」ができたと思います。
現場では監督が同じ服の色違いを毎日着ていて「か、監督だ…!」と思いました。ベルリンでも色違いを披露していたのでしょうか。舞台挨拶では何色なのでしょうか。ぜひ、劇場でご覧ください。
■映画「チルド」あらすじ
東京の片隅にあるコンビニ「エニーマート倉冨町7丁目店」。副店長の堺(染谷)は学生時代に働き始めて以来、気づけば20代のほとんどをこの店で過ごしてきた。レジ打ち、品出し、廃棄処理、スマホゲーム、マッチングアプリ。ただ同じことを繰り返す毎日を送る。
コンビニというシステムの中で、わずかな乱れも許さず店を支配するオーナー(西村まさ彦)。しかし新人アルバイト・小河(唐田えりか)が現れたことで、店の均衡は静かに崩れ始める。やがてその歪みは、静かに、確実に、コンビニを極限の空間へと変容させていく。

