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“もう終わった”悲観の声にウォリアーズ指揮官が断固反論「『勝てないなら努力は止めよう』なんて納得できない」<DUNKSHOOT>

“もう終わった”悲観の声にウォリアーズ指揮官が断固反論「『勝てないなら努力は止めよう』なんて納得できない」<DUNKSHOOT>

「このリーグで勝つためには素晴らしい選手たちが不可欠。私はこの仕事を引き受けた日から、信じられないほど才能豊かな選手たちに恵まれてきた」

 そう語るのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)だ。

 ウォリアーズは現地時間3月16日(日本時間17日)にワシントン・ウィザーズを125-117で下して連敗を5でストップ。この勝利でカーHCは就任12シーズン目でレギュラーシーズン通算600勝目をあげた。

 通算943試合目で節目の記録に到達したカーHC。これを上回るのは、フィル・ジャクソン(805試合)、パット・ライリー(832試合)、グレッグ・ポポビッチ(887試合)の3人のみだ。

 ウォリアーズの指揮官として4度のリーグ制覇を成し遂げたカーは、現役時代にもシカゴ・ブルズとサンアントニオ・スパーズで計5度の優勝を経験。選手時代には通算601勝をあげており、ドン・ネルソンに次いで、選手とコーチの両方で600勝以上を飾った史上2人目の快挙も成し遂げた。

 ウォリアーズは17日時点で、ウエスタン・カンファレンス9位の33勝35敗(勝率48.5%)で、11位のメンフィス・グリズリーズ(23勝44敗/勝率34.3%)には9.5ゲーム差をつけている。残り試合で大崩れしない限り、7~10位チームで争われるプレーイン・トーナメント出場は濃厚だ。
  もっとも、今季のウォリアーズはステフィン・カリー、ジミー・バトラー三世、ドレイモンド・グリーンを中心に2022年以来の優勝を目標に掲げてきただけに、現在の順位は期待外れと言っていいだろう。

 さらに1月の試合でバトラー三世が右ヒザ前十字靭帯を断裂し今季絶望。加えて大黒柱のカリーも右ヒザの膝蓋大腿関節痛症候群により、2月以降は欠場が続いている。

 チームにとって朗報は、カリーに復帰の可能性があること。大ベテランのカリーとグリーン、そしてディアンソニー・メルトンやクリスタプス・ポルジンギス、ブランディン・ポジェムスキー、モーゼス・ムーディーらが揃えば、一発勝負のプレーインを勝ち上がってプレーオフに駒を進められるかもしれない。

 一方で、悲観的な声も上がっている。17日にラジオ番組『95.7 The Game』に電話出演したカリフォルニア在住の男性は、「ファンに向けて冷静な意見を言わないといけない」とし、こう述べていた。

「もうシーズンは終わったんだ。ステフが復帰したいなら、それは素晴らしいこと。でも、オクラホマシティ・サンダーには勝てない。サンアントニオ・スパーズにも、ロサンゼルス・レイカーズにも、デンバー・ナゲッツやミネソタ・ティンバーウルブズにも勝てない。それじゃあ何のためにプレーインへ出場するのか? (プレーオフ)1回戦で敗退するためか?」 たとえカリーが復帰しても、強豪揃いのウエストでウォリアーズがプレーオフを勝ち上がれる可能性は低い。だが『95.7 The Game』の番組『Willard and Dibs』へ出演したカーHCは、このリスナーの声に強く反論していた。

「じゃあ何だ、もう諦めろというのか?我々は何のために戦っている?それは競争のためだ。競い合うために自分たちの力を試して、チャンスを掴むためにプレーしている。『どのチームにも勝てないと思うから、努力は止めよう』なんて考え方は納得できない。いったいどういう理屈なんだ?まったく意味がわからないね。

 まさか、わざと負けてドラフトロッタリーに入ろうとでも言うのか?『さぁ、競い合って、今まで人生を懸けて練習してきたことをやろうじゃないか。競争して、チャンスを掴もう』という考えに対する反論を聞かせてほしいものだ。それ以外に何の意味があるんだ?教えてくれ、我々はいったい何のためにやっているんだ?」
  ウォリアーズが残り試合でどこまで勝ち星を増やすことができるかは未知数。それでも契約最終年の指揮官は、どんな状況でも“闘い続ける”姿勢を崩さない。

「プレーオフに進出できる機会があるのなら、どのような形でも掴みたい。なぜなら、常にチャンスはあるからだ。重要なのはプレーすること、競い合うこと、全力で取り組むことにある。これが我々の生き方であり、愛していることなんだ」

 カリーとバトラー三世の不在が大きな痛手なことに変わりないが、カーHCに白旗を掲げる気は毛頭ない。シーズン終盤にウォリアーズは勢いを取り戻し、2年連続のプレーオフ進出を果たすことができるか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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