胸を打つ光景だ。
現地3月17日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)米国代表のブライス・ハーパーが、米マイアミで行われたベネズエラ代表との決勝に「2番・一塁」として先発出場。自慢の打線が沈黙する中、8回に起死回生の同点2ランを放つなど、4打数2安打、2打点と躍動した。
価値ある一発が飛び出したのは、0対2で迎えた8回2死一塁の場面。ベネズエラの5番手アンドレス・マチャドの2球目チェンジアップを捉え、これが打球速度109.4マイル(約176.1キロ)、飛距離432フィート(約132メートル)を計測する中越えの2ランに。ハーパーにとっては、これがWBC自身初の一発だ。
土壇場で実力を発揮した33歳がファンを魅了しているのは、プレー面だけではない。銀メダルを受け取り、優勝したベネズエラ代表のもとに歩み寄ると、握手、ハグで一人ひとりを祝福。失意の中でも勝者を称えるスター選手の気高き姿には、ネット上で反響を呼んだ。
なかでもWBC公式SNSは、敬礼、拍手の絵文字を添え、「リスペクト。ブライス・ハーパーが優勝したベネズエラ代表の選手たちを祝福」と実際の映像を公開。米日刊紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者もXで「まさに一流だ」とその清々しい振る舞いを称賛していた。
数々の名勝負が生まれる中、選手たちの紳士的な行動も多く見られた今大会。彼らの戦いぶり、スポーツマンシップが世界中に感動を与えている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ハーパーがベネズエラの選手たちを祝福した実際の映像
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