まさに会心の一撃だった。
現地3月17日、米マイアミで第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が行なわれ、ベネズエラ代表は、米国代表に3対2で勝利。同大会で頂点に立つのは、過去3度の優勝を誇る日本(2006、09、23年)、それぞれ1度優勝のドミニカ共和国(13年)、米国(17年)に続き、史上4か国目だ。
米国の牙城を崩したベネズエラ打線。中でも1対0の5回、7番ウィルヤー・アブレイユは、1ストライクから相手先発ノーラン・マクリーンの2球目フォーシームを完璧に捉え、これが打球速度106.1マイル(約170.8キロ)、飛距離414フィート(約126メートル)を計測するセンターバックスクリーンへの豪快ソロとなった。
侍ジャパンとの準々決勝でも4対5の6回に逆転3ランを放つなど、驚異的な勝負強さを発揮したアブレイユ。優勝後、MLB専門放送局『MLB Network』の番組に出演し、「僕の中では、日本戦で打った一発の方が上だと思う。負けている場面での逆転弾だったから、より特別な瞬間だ」と振り返っている。
さらに番組内では、「もちろん今回の一発も特別。決勝だし、僕にとっても、キャリアにとっても大きな瞬間だ」とコメント。「僕らベネズエラ人は戦士。どんな状況でも勝つため戦う」「最高だ。この気持ちや、観客の大歓声を言葉にできない。国を代表して戦えたことが光栄」と続けており、興奮を隠せない様子だ。
ベネズエラの初戴冠で幕を閉じる第6回WBC。今大会も白熱した試合が多く見られ、ファンの記憶に深く刻まれる2週間となった。
構成●THE DIGEST編集部
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