現地時間3月16日(日本時間17日)、ロサンゼルス・レイカーズは、敵地トヨタ・センターでヒューストン・ロケッツを100-92で下し、連勝を6へ伸ばした。
この日はルカ・ドンチッチがゲームハイの36得点に6リバウンド、4アシスト、2スティール、オースティン・リーブスが15得点、5アシスト、4スティール、マーカス・スマートが11得点を記録。
さらに41歳のレブロン・ジェームズが18得点、5リバウンド、5アシスト、2スティールで勝利に貢献。敗れたロケッツでは37歳のケビン・デュラントが18得点、5リバウンド、2アシストを残した。
歴代トップのキャリア通算4万3180得点を誇るレブロンと、3万2224得点で同6位につけるデュラントは、これまでレギュラーシーズンとプレーオフを通じて計45回にわたって対戦。
NBAファイナルでは3度(2012、17、18年)激突しており、一般的には“ライバル”として語られることが多いが、試合前に『NBA on NBC』の番組に出演したクリス・ボッシュは、マイアミ・ヒートで4年間共闘したレブロンに、特定のライバルはいないと持論を述べた。
「彼にとって常に重要だったのは、自分のプレーに集中することだったと思う。もちろん、彼の目標達成を阻む選手はいただろうけど、あれほど偉大で、才能のある選手にとって、意識する相手などいないはずだ」
2003年のドラフト全体1位でクリーブランド・キャバリアーズから指名されたレブロンは、今季で史上最長の23年目。ロケッツ戦を終えて通算出場試合数が1609になり、ロバート・パリッシュ(元ボストン・セルティックスほか)が保持してきたNBA歴代最多記録(1611試合)の更新が間近に迫っている。
23シーズンにわたる長期キャリアを通じて、デュラント以外にもドラフト同期のカーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)やのちに相棒となったドゥエイン・ウェイド(元ヒートほか)、コビー・ブライアント(元レイカーズ)やポール・ピアース(元セルティックスほか)など、数々の好敵手としのぎを削ってきた。
NBAファイナルではステフィン・カリー率いるゴールデンステイト・ウォリアーズと4年連続(2015~18年)、ティム・ダンカン擁するサンアントニオ・スパーズとは3度(2007、13、14年)も対戦している。 ただ、レブロンのキャリアが長すぎるのか、あるいはウェイドやドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)、ラジョン・ロンド(元セルティックスほか)など、プレーオフで何度も対峙した相手が後にチームメイトになったことも影響しているのか。キャリアを通じて“ライバル”と呼べる存在がいたかと問われると、確かに答えは難しい。
番組内でブライアン・スカラブリニは、コビーをライバルに挙げたが、ボッシュは「あの2人がファイナルで対戦することはなかった」と、頂上決戦で戦っていないことを理由にその意見を否定した。
もちろん、レブロン自身も“ライバルを倒すため”に20年以上もキャリアを続けてきたのではない。オハイオ州アクロン出身の男は偉大な選手になるべく、コート内外でコンディショニングを徹底し、常に出場可能な状態を維持してコートに立ち続けてきた。
もしレブロンのキャリア全体におけるライバルがいるとすれば、史上最高の選手を意味する“GOAT(Greatest Of All Time)”の筆頭に挙がるマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)か。ジョーダンに憧れてバスケットボールの虜になり、同じ背番号23番を着用してきた“キング”は、“神様”と呼ばれた稀代のスーパースターを超えるべく、戦い続けているのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ずっとこのスポーツへ身を捧げてきた」レブロンが語る23年のキャリアと“レガシー”「一度もズルしたことはない」<DUNKSHOOT>
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