昨シーズン、MLBア・リーグで60本塁打を記録したシアトル・マリナーズのカル・ローリーが、アメリカ代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した。しかし、チームが優勝を逃した中で、ローリー自身も9打数ノーヒットと予想外とも言える成績で大会を終えている。
優勝候補であるアメリカ打線の得点源としての期待も大きかったローリーだが、四死球以外での出塁は無し。捕手の座がウィル・スミスとの併用起用だったこともあり、出場は準決勝までの3試合、決勝では試合展開をベンチで見守っている。
さらにローリーは、大会期間中にマリナーズのチームメイトで、メキシコ代表のランディ・アロサレーナとの間で“握手拒否”騒動も大きな話題に。その振る舞いが批判を浴びるなど、今大会では思いがけない逆風に晒された。
WBCを終えマリナーズに復帰した現在もその余波は続いており、米メディア『FANSIDED』では、オースティン・オーウェンズ記者がローリーに対し、「前年の評価を揺るがしかねない状況にある」などと懸念を示している。
オーウェンズ氏は、「2026年WBCの米国代表はスター揃いのロースターだったが、ローリーはその中軸に収まる強打者として理想的な存在に思われていた。だが実際には、まったく逆の結果となった」と振り返るとともに、そのうえで、「ローリーはさらに望ましくない形で話題を集めた。WBCの試合中、自身と同じマリナーズのチームメイトを完全に無視したのだ」と指摘。アロサレーナへの対応も問題視した。
選手としてのパフォーマンスやチーム内の関係性などレギュラーシーズンへの影響も危惧し、オーウェンズ氏は、「ローリーらしくない不振と振る舞いが重なったことで、多くの疑問が生まれている。マリナーズ、そして米国代表の両方のチームメイトに対して、ローリーは何かしらの説明をすべき状況にあるようにも見える」と主張を並べる。
前年のア・リーグホームラン王は今季開幕を前に、ややネガティブな話題に苛まれている。間もなく始まる新シーズン、ローリーはどんな形でスタートを切るのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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