
結成10周年を迎えたアイドルグループ・わーすたの松田美里が、3月25日(水)に2冊目の写真集「想いごと」を発売する。前作「となりがいい」から約3年ぶりの写真集となる本作は、常夏の楽園・グアムで撮影。青い海と空などリゾート感たっぷりのロケーションで、普段のアイドル活動では見られない姿が詰まった1冊になっている。2冊目の写真集に込めた思い、撮影でのエピソードなどを聞かせてもらった。
■「ファンへのプレゼントに」10周年を機に自ら提案した2冊目の写真集
――2冊目の写真集を発売すると決まった時、どういう気持ちでしたか?
3年前にファースト写真集を発売して、その時は「セカンド写真集を出すことはちょっと遠い未来の目標かな」と思っていました。感覚的にファーストから5年くらいたってからかなって感じだったので、思っていたよりも早く出せることになってうれしかったです。グループが10周年を迎えて、アイドルとして表に立っている期間自体が長くなったので、手に取って喜んでもらえるものを、私個人としてもファンの方にプレゼントしたいなという気持ちが強くなったのが去年だったんです。
――わーすたの10周年というのも、今回の写真集を出すきっかけの一つになっているんですね。
10年っていう数字を見ると、長く続けてこられたんだなと改めて感じました。写真集を出すタイミングというのもすごく大事だなと思っていて。順位が決まるものとかにもともと興味がなくて、むしろちょっと苦手だったんですけど、そんな私が「じゃあ、何だったらファンにあげられる?」「何を大切にしたい?」と考えて、自分の感覚を信じるタイプなので、自分が良いと思ったものをそのまま相手に伝えられるものはなんだろうと思った時に、“写真集がいい”って。それで去年、マネジャーさんに「写真集が出したいです。こういう理由で」とお話をしました。
まだ自分の写真集を出してない頃から写真集というものに憧れを持っていて。“写真”が好きなんだと思うんですけど、その時間だったり、場所の匂いとかも伝わってきそうな写真とか、目に見えない部分まで想像するのが好きなんです。

■「水着は作品としての美しさを表現したかった」26歳の今だから出せた勇気
――では、前作の「となりがいい」を出せた時もうれしさが?
めちゃくちゃありました(笑)。個人での写真集という形で残せたのでありがたいなぁって。今回は2冊目ということもありますし、前作から3年たってるので、今の私だから見せられる写真集にしたいなと思いました。ほぼ初めてちゃんと水着らしい水着を着たりしましたし、私のかなりフェチな部分というか、いろんなフェチが詰まった写真集になっています。
前作の時は23歳で、成人してから3年しかたっていないので、今思えばめちゃくちゃ若かったなって(笑)。そこから3年、26歳になって、今年27になるんですけど、20代後半に入ったので、大人なところも見せたいなと思ったりして、水着を着たのもそういう考えがあったからなんです。でも、“写真集だから水着になりました”ということではなく、ただの露出とか、急に雑に着た水着じゃなくて、写真集だからこそ作品としてきれいに写真に収めてもらえるんじゃないか、あの頃よりはちょうどいい大人として撮ってもらえるのかなと思ったんです。
――いろいろ考えた上で、水着でも撮影しようと。
もともと水着を着たいという気持ちはなかったんです。世間にたくさん出ているグラビアの写真を見るのが好きで、自分が着るというのはちょっと現実味がない感じだったんです。たぶん、普段グラビアで見ていた子の胸が大きかったり、ウエストがキュッと細かったり、グラビアに向いている女の子らしいタイプが多くて、私はそういうタイプじゃないので現実味がなかったんだと思います。でも、そういう感じじゃない見せ方もあるんじゃないかなと思って、女の子の体のきれいな曲線だったり、きゃしゃな感じも良さになるかなと思って、そういうのに合った水着を選びました。

■タイトル「想いごと」に込めた、考えすぎる性格ゆえのこだわり
――「想いごと」というタイトルにもこだわりがありそうです。
タイトルはいろいろ考えました。良くも悪くも考え込んじゃうところがあるんですよ。昔からそうなんですけど、何かに対してずっと頭が動いている、ずっと何かについて考えているという性格なので、考えすぎて空回っちゃうことも日常茶飯事なんですけど(笑)、それは自分の良さでもあるなという自覚もあって、考えることによって気持ちが高まっていくのが好きなんです。
――そういう松田さんの性格が「想いごと」というタイトルに反映されている感じですね。
グループの活動でも、ライブに対してとか、いろんなことを一生懸命考えている時間が好きなんです。いろいろな“想い”を大切にするので、いろんな“想い”がありながら、いろんな場所でいろいろな出会いや別れがあって今の自分を作ってくれている。みんなに「26歳になった松田美里はこういう大人になったよ」というのを見せたくて「想いごと」という、ちょっと大人なタイトルにしました。
前作とはまた違った感じなんですけど、今回のタイトルも自分でも「らしいなぁ」と思います(笑)。

■恐怖心を克服したグアムの海
――今回はグアムで撮影されたということですが。
グループの活動で海外に行ったことはあるんですけど、一人では初めてでした。グアムは観光地としても有名で日本人もたくさん訪れている場所なんですけど、そういう代表的な観光地って意外と行ったことがなかったのでグアムに行くのが楽しみでした。
写真とかで見ていた通り、すごく自然が美しかったです。想像していたよりも自然がとにかく色が濃いというか、大自然の生命力を強く感じられて、繊細な美しさという勝手なイメージがあったんですけど、実際は自然の強さをしっかりと感じられるところもありました。
――海でも撮影をされていましたね。
外での撮影は、時間帯で雰囲気が変わっていくのも良かったですね。私、小さい時に川で溺れたことがあって、パパが助けてくれたんですけど、水に苦手意識があったんです。なので、波に全身が浸かるのが怖かったんですけど頑張りました。“顔がこわばってないかな?”と心配だったんですけど、意外といい表情をしていて、逆に目力が強くなってたりしていてお気に入りです(笑)。水が怖いのもちょっと克服できたような気がします。
――衣装もいろいろと着ていました。
めちゃくちゃたくさん着させていただきました(笑)。自分の好きな色だったり、好きな服の系統があるんですけど、今回は意外性というか新鮮さも出したいなと思いましたし、前作と差別化したいので大人っぽくしたいという気持ちもあって、衣装合わせの前にスタイリストさんにそういうことを伝えさせていただきました。
かわいさが残るけど大人っぽいみたいな服を選んでいただきました。めちゃくちゃ格好良いというよりも、レースだったり、生地の柔らかさとか、自然に溶け込めそうな開放感があるものが多かったです。背中が大きく開いているトップスもあるんですけど、それは海外だから合うんだろうなと思いましたし、自分だったら選んでない衣装なので、そういうのを提案してもらえたのもすごくありがたかったです。

■新境地で見つけた「おでこ出し」の自分
――特にお気に入りの衣装はどれになりますか?
赤いバラがついたボルドーカラーの水着です。私、広島県の福山市出身なんですけど、福山が“ばらのまち”なんです。駅に着いて改札を出たらバラ園みたいなのがあったり。上京して11年になりますけど、いまだにバラを見ると落ち着きますし、うれしくなるので、水着もバラのものを一つ選びました。
――水着も含めて新しいことにもチャレンジしたみたいですし、いろいろな発見もあったんじゃないですか?
普段着ないようなタイプの服が意外としっくりくるというのもありますけど、髪形でもありました。私、前髪を作っておでこを出さない感じだったんですけど、写真集では前髪を分けたり、上げたり、普段とは違う髪形もしていて、撮っていただいた写真を見て客観視できたことで、「私、前髪あげてもいい人なんだ」という発見がありました。
――表紙のカットも前髪を分けて、おでこを出してますよね。
表紙のカットもめっちゃお気に入りです。実は、表紙のカットを選んだ理由がしっかりあって、ファースト写真集のカットと同じような構図なんです。どちらも腕を前に出していて、腕の上に顔を乗せてる感じで、ビフォー・アフターみたいな、3年前の私と同じようなポーズのカットを並べることで成長を感じていただけるんじゃないかなと思って決めました。

■メンバーは「家族のような温かさ」で祝福
――今回の写真集発売について、わーすたのメンバーはどういう反応でしたか?
実は、写真集が決まった時にはメンバーに伝えてなく、たぶん知ったのはスケジュールのカレンダーに「松田写真集撮影」と入っているのを見た時だと思うんです。“こういう知り方ってどうなんだろうな?”と思ったりもしたんですけど、撮影から帰ってきたら、「おかえり! どうだった? 見たい!」って感じで言ってくれて、スマホで撮ったオフショットを見せたりして「いいね」「かわいいね」みたいな反応でした。なんか、家族に海外旅行のお土産話をしてるみたいなテンションでした。「超いいね!」と言ってくれました(笑)。
わーすたのメンバーみんなそうなんですけど、誰かがソロの活動をしていても、同じように喜べるんです。そういうメンバーがいてくれて良かったなというのをたびたび思うので、わーすたはすごく大切です。

■1年間の集大成となるライブへ
――写真集「想いごと」が3月25日に発売で、その2日後の3月27日(金)に11周年ライブ「The World Standard~君と▽世界じゅう!1周年!~」が開催。ファンにとってはうれしいことが続きます。
楽曲も年々増えていってますし、若い頃はちょっと背伸びして頑張って歌っていたような曲も今は等身大で表現できる曲もあったりしますし、ライブでの見せ方、表現の仕方も気付いたら幅広くなっているなと感じたりします。
毎年、周年ライブをさせていただいていますが、やっぱり特別なライブという意識はあるので気合も入っています。次に向けてのライブになりますし、そこまでの1年間の集大成でもあるので、常にいいライブを更新し続けないといけないプレッシャーはありますが、その分、頑張ろうって気持ちも強いです。今年も絶対に成功させたいと思っていますので、ファンの方は楽しみにして来てほしいです。
――今後、チャレンジしてみたいことは?
私、お芝居もやってみたくて。自分が何かに感情移入していくというのがすごく好きなんです。なので、曲を披露する時も歌詞の主人公をイメージして歌ったり表現したりしているんですけど、音楽以外でもお芝居というのに挑戦できる機会があれば、ぜひチャレンジしてみたいと思っています。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
2冊目の写真集「想いごと」、今の私が詰まった1冊になっています。これまでとは違った一面を見てもらえる内容になっていますのでぜひ見てください。4月には発売記念のイベントもありますので、お会いできるとうれしいです。よろしくお願いします!
◆取材・文=田中隆信

※▽は白抜きハートが正式表記

