男子テニス界を牽引するヤニック・シナー(イタリア/世界ランキング2位)とカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)。この若き両雄と立て続けに対戦した新鋭の感想が議論を呼んでいるが、シナーがそれに反応した。
注目を集めているのは、19歳のジョアオ・フォンセカ(ブラジル/同39位)。前週の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATP1000)でシナーに接戦の末に敗れ、続く「マイアミ・オープン」(ATP1000)ではアルカラスに完敗。短期間でトップ2人と対峙した経験から、両者の違いについて問われ、「アルカラスはシナーよりも多くの武器を持っていると思う」と語った。
「シナーは、まるでロボットのように単調にボールを叩き込み、全てを完璧にこなすだけだ」
「カルロスは何でもできる。トップスピンも打てるし、強打もできるし、動きもいい。ネットにも出る。全てを持っている。プレーを読むのがより難しく、リズムを大きく崩してくる」
シナーの完成度を「ロボット」と表現しつつ、アルカラスの多彩さを強調したこの発言は、一部でシナーへの批判と受け取られた。ただし、フォンセカはシナーへの敬意も明確に示している。
「ヤニックのプレースタイルのおかげで、恐れずにコートに入り、自分のプレーをしようとすることができた。でも、チャンスはなく、彼が素晴らしいプレーをした。彼は世界ナンバーワンだ」
これに対し、シナーは冷静に受け止めている。マイアミOP期間中の会見で以下のように述べた。
「コメントは見たけど、彼の言う通りだと思う。先週私と対戦して、今回カルロスとも対戦した選手の言葉として、完璧な説明だ」
さらに、若き才能への評価も惜しまなかった。
「彼の幸運を祈っている。信じられないほど高いレベルのテニスをしているし、大きく前進すると思う。僕は彼の大ファンだ」
シナーは結果でもその強さを証明している。昨年のパリからインディアンウェルズまで、マスターズ1000では1セットも落とさず優勝。「マイアミ・オープン」2回戦でダミール・ジュムホール(ボスニアヘルツェゴビナ/同76位)を下した時点で連続セット獲得は「24」となり、ノバク・ジョコビッチの記録に並んだ。さらに3回戦でコレンティン・ムーテ(フランス/同33位)、4回戦でアレックス・ミケルセンを退け、「28」まで伸ばして同記録を更新中。すでにアルカラスが敗退し中で強さを見せつけている。
構成●スマッシュ編集部
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