フィギュアスケートの世界選手権が現地3月25日(日本時間26日)、チェコ・プラハで開幕した。ミラノ・コルティナ五輪銀メダルの坂本花織が女子ショートで今季世界最高を更新する79.31点をマークした。同五輪4位の千葉百音は78.45点の2位、銅メダルの中井亜美は8位(69.10点)で日本勢3人はフリー(現地27日)に進出した。
日本勢の先陣を切ったのは17歳の中井。五輪で決めた大技トリプルアクセルはタイミングが合わず2回転半になってしまったが、すぐに気持ちを切り替えてルッツ+トウループの連続3回転、3回転ループを着氷した。演技後は悔しそうな仕草をみせたが、初出場の大舞台で伸び伸びとした演技に会場から大きな声援を浴びると、弾ける笑顔で応えた。
最終グループの32番滑走で氷上に登場した坂本は、冒頭の3回転ルッツを力強く着氷。GOE(出来栄え点)は速報値で1.95点台と高い加点を得た。得意のダブルアクセルを流れるように華麗に降ると、ここもプラス評価で完全に勢いに乗った。
後半のフリップ+トウループの連続3回転も難なく降りた坂本はスケート人生の集大成と位置づけた名曲『Time To Say Goodbye』のメロディーに乗り会場を完全に支配。完成度の高いノーミス演技で終えると、決めポーズの時には笑みがこぼれた。
今シーズン限りで現役引退を表明しており今大会が現役ラストとなる日本のエースが2大会ぶり4度目の女王奪還へ好発進。最後の世界選手権で完璧なショートをみせつけた。
五輪と同じショート最終滑走者となった千葉は重圧がかかるなか、堂々とした演技を披露。最初のフリップ+トウループの連続3回転、後半の3回転ルッツなど抜群の安定感を発揮し、表情豊かに氷上を舞った。自己ベスト(77.27)を超える得点にキス・アンド・クライでコーチと手を取り合って喜びを爆発した。
▽フィギュア世界選手権 女子ショート結果
1位 坂本花織 79.31点 ※今季世界最高
2位 千葉百音 78.45点
3位 アンバー・グレン(アメリカ) 72.65点
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8位 中井亜美 69.10点
構成●THE DIGEST編集部
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