今季のプロ野球パ・リーグでは、就任5年目の日本ハム・新庄剛志監督が掲げる「ぶっちぎり優勝」に向けて、自信満々だ。開幕カードは敵地でのソフトバンク戦(3月27日・みすほペイペイドーム)。オープン戦では巨人が8年ぶり首位となったが、実は日本ハムも同率で首位だった。
「1軍のベンチ入りの人数が決まっているので、誰を外すか考えないといけない」
そう話す新庄監督は開幕スタメンについて、
「ペイペイでの練習を見てからになるかも。わからないです」
と、余裕の笑顔だった。
就任1年目は「優勝なんて狙いません」という仰天発言でスタートし、2年連続最下位。その後、2年連続2位で迎える5年目は「シーズン96勝する」と公言している。
「昨年より13勝も上積みしなきゃいけない。今年の新庄は本気だよ」(球界OB)
「打倒・小久保裕紀」を宣言している新庄監督だが、そのライバルから2年連続最多勝の有原航平を、4年総額24億円の巨額契約で獲得した。6年ぶりの古巣復帰に無論、「むちゃくちゃデカい!」と大喜びで、ホーム開幕戦のロッテ戦(3月31日・エスコンフィールド)での先発を公言している。
その新庄監督が最も期待をかけているのは、清宮幸太郎だ。これまでダメ出しばかりが目立っているが、
「新庄監督と最も太い絆で結ばれているのが清宮です。選手を公には○○君と呼びますが、裏では常に『幸太郎!』と言っていますから」(日本ハム担当記者)
清宮は右肘関節炎で出遅れたものの、オープン戦最終戦(3月22日・ヤクルト戦)に1軍合流し、2番・一塁でしっかり初安打を記録した。
「2軍では3本塁打でしたが、新庄監督はしっかり自分のiPadでライブ視察しています。清宮に打撃面でのリクエストをして、オンラインで自分の目で確認し、1軍に上げています」(前出・日本ハム担当記者)
本拠地エスコンフィールドには、「SHINJOボード」なる看板があり、ここに直撃弾を放てば賞金111万円が贈られる。まだ達成した選手はいないが「他球団の選手が決めてもOK!」という新庄監督の本音は「清宮一点推し」のようだ。
(小田龍司)

