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「逆予告詐欺」「まじで狂ってるのに傑作」興収10億円を突破した『私がビーバーになる時』“ピクサーのイメージ”覆す展開が話題呼び大ヒットに

「逆予告詐欺」「まじで狂ってるのに傑作」興収10億円を突破した『私がビーバーになる時』“ピクサーのイメージ”覆す展開が話題呼び大ヒットに

「私がビーバーになる時」で主人公の声優を務める芳根京子
「私がビーバーになる時」で主人公の声優を務める芳根京子 / ※ザテレビジョン撮影

芳根京子らが日本版声優を務めるディズニー&ピクサーの最新アニメーション映画「私がビーバーになる時」の興行収入が10億円を突破した。SNS上では「まじで狂ってるのに傑作」「ディズニー&ピクサー全部含めても“衝撃度”なら1位かも」「逆予告詐欺」といった驚きと称賛の声が続出。予想を大きく裏切るストーリー展開が話題を呼び、口コミで注目度を上げているヒット作の裏側をひもといていく。(以下、一部ネタバレを含みます)

■「私がビーバーになる時」とは

映画「私がビーバーになる時」は、「もしも動物の世界に入れたら」というユニークなテーマを描くディズニー&ピクサーの最新アニメーション映画。大好きなおばあちゃんとの思い出の森を守るため、大学生のメイベルが極秘テクノロジーを使ってビーバーになり、動物の世界へと飛び込んで奮闘する物語。

日本版声優陣には、主人公・メイベル役の芳根をはじめ、キング・ジョージ役に小手伸也、癒やし系ビーバーのローフ役に宮田俊哉、そしてメイベルと対立するジェリー市長役に渡部篤郎と、豪華な顔ぶれが名を連ねている。監督・脚本は「インサイド・ヘッド」(ディズニープラスで配信中)のストーリーボードアーティストであるダニエル・チョンが務める。

■良い意味で“予告詐欺”!自然界のリアルに衝撃

本作がこれほどまでに話題を集める最大の理由は、なんといってもその予想を大きく裏切るストーリー展開にある。

劇場で鑑賞した人々からは「ピクサー史上最もピュアで狂ってる」「シナリオがハジけとんでいる」「期待してた展開を超えすぎて、開いた口が塞がらなかった」「劇場で子どもの笑い声と泣き声が両方聞こえる!」「予告見ると、何もかも違くて笑う 逆広告詐欺大好き」といった、およそピクサー作品らしからぬ感想が飛び交っているのだ。

まだ映画を見ていない人は、これらの感想を読んでも首をかしげるかもしれない。それもそのはず、宣伝では“もふもふ”なビーバーのかわいらしさや、自然保護の尊さを訴えかけるような描写が前面に押し出されていたからだ。

もちろん作中にはそういった要素も多分に含まれているが、実際の物語は動物のかわいらしさを逆手にとった“弱肉強食”の容赦ない自然界の厳しさを描き出している。「自然保護」という人間の都合やきれいごとだけでは決して片付けられないリアルさがそこにあるのだ。

中でも観客の度肝を抜くのは、さっきまで何気なく話していた生物が突然命を落としてしまう衝撃的な展開だろう。

予告映像でもミミズが鳥に捕食されるシーンがコミカルに描かれているが、本編ではさらに想像を超える“残酷”ともとれる描写が待っている。しかし、これこそが真の自然界であり、見事な物語の構成によって良い意味で「予告詐欺」な映画へと昇華されている。

さらに“巨大なサメ”が人間を襲うシーンなどもあり、アニマルパニック映画としても見ることができるというサービス精神旺盛な作品だ。

■口コミ効果で興収10億円の大台突破

公開前の宣伝やこれまでのピクサー作品とのギャップ、そして圧倒的な完成度が口コミで広がり、本作は好調な興行成績を見せている。

3月13日に迎えた公開初日から3日間で興行収入3億6,541万円、観客は265,119人を動員し「リメンバー・ミー」(日本公開2018年)以降に公開されたオリジナル作品としてディズニー&ピクサー史上No.1のスタートに。

そして、日本での公開2週目となる3月20日からの3日間で興行収入3億8,172万円、観客動員数283,943人を記録し、動員数は先週末対比でなんと107%に達するという驚異のホールド率を見せつけた。

その後も客足は途絶えることなく、3月23日までに興行収入10億円の大台を突破した。本編の面白さだけではなく、予想を裏切る展開がSNSを中心に話題を集めた結果といえるだろう。

子どもたちが純粋にエンターテインメントとして楽しみ、自然界に興味を持つきっかけになるのはもちろんのこと、大人が見ても「これが本当にピクサー作品なのか」と衝撃を受け、深く考えさせられることうけあい。

春休み期間を迎え、本作がどこまで興行収入を伸ばすのか注目だ。「私がビーバーになる時」は全国公開中。


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