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「MVPは最高の選手を選ぶ賞ではなく、チームにとって最も価値のある選手を選ぶ賞」レジェンドPGが推す2人の有力候補は<DUNKSHOOT>

「MVPは最高の選手を選ぶ賞ではなく、チームにとって最も価値のある選手を選ぶ賞」レジェンドPGが推す2人の有力候補は<DUNKSHOOT>

NBAの2025-26レギュラーシーズンは残り約2週間となり、プレーオフ進出を決めたチームがある一方、ポストシーズンへの道が絶たれたチームもあり、最終盤を迎えている。

 そうしたなか、現地時間3月26日(日本時間27日、日付は以下同)に公開された『FanDuel TV』の番組『Run It Back』に、レジェンドのアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)がリモート出演。MVPに関する持論を展開した。

 今季のMVP争いは、昨季王者オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がリード。サンダーは26日時点でリーグベストの57勝16敗(勝率78.1%)をマークし、SGAはそのチームのエースとしてリーグ2位の平均31.5点に4.4リバウンド、6.6アシスト、1.44スティールと、申し分ないスタッツを残している。

 今月20日に『NBA.com』へ公開された最新版MVP候補ランキングでもSGAがトップに立ち、2位から5位は順にルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ケイド・カニングハム(ピストンズ)が並んでいる。
  順当にいけばSGAが2シーズン連続で受賞しそうな様相ながら、トーマスは“ウェンビー”ことウェンバンヤマとボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンを有力候補に挙げた。

「私たちは常に『そのチームにとって最も価値のある選手は誰なのか?』という視点で見ている。『もしこの選手がいなかったら、あのチームはどうなるのか?』とね。MVPは最高の選手を選ぶ賞ではなく、常にチームにとって最も価値のある選手を選ぶ賞なんだ。

 今の時点で、チームにとって最も価値のある選手と言えるのは、ウェンビーとジェイレン・ブラウンの2人。私にとってはこの2人の争いだ。SGAも自身の役割を果たしていて、チームは勝利を収めているが、あのチームには厚い選手層がある」

 現時点で、SGAが欠場した試合でサンダーは8勝4敗。セカンドオプションのジェイレン・ウィリアムズが相次ぐハムストリングのケガに悩まされたとはいえ、チェット・ホルムグレンをはじめ、ロスター全員がステップアップして主力の不在をカバーしている。

 ただ、欠場した試合の戦績で見れば、スパーズもウェンバンヤマを欠いた15戦で10勝5敗、セルティックスもブラウンが欠場した7試合で6勝1敗と大きく勝ち越している。 ここまで、ウェンバンヤマは平均24.2点、11.2リバウンド、3.0アシストにリーグトップの3.10ブロックをマーク。スパーズはリーグ全体で23位だった昨季から2位の55勝18敗(勝率75.3%)と大躍進を遂げていて、22歳のビッグマンが攻守両面で大きな影響を与えていることは明らかだ。

 対するブラウンはリーグ5位の平均28.6点に7.0リバウンド、5.2アシストと自己最高のシーズンを送っており、前述の『NBA.com』のランキングでも6位にランクイン。

 セルティックスは昨季のプレーオフでエースのジェイソン・テイタムがアキレス腱を断裂したことに加え、オフには複数の主力が退団。ロッタリー落ちの辛口評価もあったなか、ブラウンを中心にイースタン・カンファレンス2位(48勝24敗/勝率66.7%)の戦績を残しているのだから、MVPに推すのも納得だ。
  そのセルティックスは、今月6日のダラス・マーベリックス戦でテイタムが戦列復帰。25日にはホームのTDガーデンでサンダーを119-109で下し、王者の連勝を12で止めた。

 この一戦でブラウンが31得点、8リバウンド、8アシスト、2スティールと活躍したことも、ポジティブな要素になっているのだろう。

「テイタムが離脱した時、セルティックスは間違いなくドラフトロッタリー入りするだろうと思っていた」とトーマスが語ったように、今季のセルティックスは下馬評を大きく覆していることは間違いない。

 最終的に、MVPはメディアや放送関係者たちによる投票で決定する。SGAやドンチッチ、ヨキッチとともに、ウェンバンヤマとブラウンがどこまで票を獲得するか注目したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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