
世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2026」が、3月28日(土)と29日(日)に東京・東京ビッグサイトで開催。28日のBLUEステージでは、「Netflix スペシャルステージ」が行われ、4月より世界独占配信されるNetflixシリーズ「だんでらいおん」から丹波鉄男役の小林親弘、黒鉄美咲役の潘めぐみが登壇した。
■小林親弘「いろいろと試される現場」アフレコに手応え
「だんでらいおん」は、「銀魂」で知られる漫画家・空知英秋氏のデビュー作をアニメ化した作品。天使の鉄男と美咲が、現世に未練を残す霊魂をあの世へ送るため奔走する姿を、ユーモアと人情味たっぷりに描く。アニメ版は原作をベースに、主人公たちの過去に迫るオリジナル要素が加わり、笑いと涙が入り混じる内容となっている。
ステージには、作中の「だんでらいおん(=たんぽぽ)」をモチーフにした黄色い花を胸元にあしらった衣装で小林と潘が登場。
本作について、小林は「鉄男と美咲が天使という設定で、現代社会にいる地縛霊の方々をお見送りするストーリー」と紹介。原作は「銀魂」第1巻に収録されている31ページの読み切り作品だが、今回はNetflixシリーズとして物語にオリジナル要素が加えられている。潘は「読み切りとはいえ、笑って泣けて、空知先生の魅力がすべて詰まっています。シリーズとしてどう描かれていくのか、私たちも楽しみ」と期待を寄せた。
原作者・空知氏からのコメントが話題に及ぶと、小林は「自由にやるしかないんだなと思いました」と話し、潘も「自由にやることを許してくださっているので、愛を感じますね」と、原作者との信頼関係を明かした。
アフレコ現場について、小林は「いろいろと試される現場でした」と述懐。潘も「個性的なキャラクターばかりで、生きるエネルギーに満ちあふれていて、1話1話が楽しみになる映像でした」と確かな手応えを語った。
自身の役どころについて、小林は「鉄男は普段やる気がないが、解決したいと思ったときにはものすごい情熱を見せるオンオフの激しいキャラクター」と分析。一方、潘は「美咲は、鉄男も所属する“たんぽぽ組”の班長なので、かわいらしい見た目に反して、フィジカルもメンタルも強いんです。アニメでは、彼女がなぜそのように育ったのかが分かるオリジナルエピソードも描かれます」と見どころを語った。
■万事屋メンバー再集結に「安心感がある」
追加キャストとして、きく組班長(覆面男)役に杉田智和、レイモンド本田役に阪口大助、美咲の母・麻子役に釘宮理恵と、「銀魂」の万事屋メンバーでもおなじみの声優陣の出演が発表された。
会場には3人からのメッセージが寄せられ、潘と小林は「親の顔より見た組み合わせ」「新鮮だけど安心感がある」と笑顔に。空知作品を熟知する先輩たちの参戦に、小林は「ゲストでいらっしゃっただけでも、私たちが『銀魂』にお邪魔しているような感覚になります。さすがの空気感でした」と絶賛した。
さらに、新キャラクター・京河正樹役の宮野真守からはビデオメッセージが到着。「アーティストモード」と称し、スローテンポでボケを交えて語る宮野の映像に、巻いて(早く進めて)ほしいと願うキャスト陣から猛ツッコミが入る場面も。しかし、生中継ではなくビデオメッセージのため変わらぬテンポで宮野は「普段とは違うガンマイクを利用した、セリフが被ってもいいという臨場感のあるアフレコでした。笑いあり涙ありで、最後に温かいものが残るストーリーになっています」とアピールした。
実際の現場でもキャスト全員がそろっての収録が行われ、アドリブが飛び交う熱量の高い現場だったという。潘は「みんな急に台本とは違うところにいくんです(笑)。でも、そのアドリブによってキャラクターが生き生きと育っていくのが楽しかったです」と、充実した収録を振り返った。
最後は、小林が「どの年代の方でも楽しめる作品。特に『銀魂』が好きな方は夢中になれるはず」と呼び掛け、潘も「新生活の忙しい時期、人生の寄り道にぜひ頭を空っぽにして楽しんでほしい」とメッセージを送り、大盛況のステージを締めくくった。
◆取材・文=永田正雄

