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西野七瀬、菅野美穂から山時聡真への“卒業証書”授与に感動「なんか先生みたいな気持ちで見てました」<90メートル>

西野七瀬、菅野美穂から山時聡真への“卒業証書”授与に感動「なんか先生みたいな気持ちで見てました」<90メートル>

映画「90メートル」公開記念舞台あいさつに登壇した西野七瀬
映画「90メートル」公開記念舞台あいさつに登壇した西野七瀬 / 撮影:田中隆信

西野七瀬が、3月28日に都内で行われた映画「90メートル」公開記念舞台あいさつに、W主演の山時聡真、菅野美穂、監督の中川駿と共に登壇した。

■「90メートル」は中川駿監督の半自伝的作品

人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った物語「90メートル」。この作品は、母親の看病をした経験を持つ中川監督が、自身と自身の母親を重ね合わせてキャラクターを作り上げた、半自伝的な映画。

母と2人で暮らす高校3年生の藤村佑を山時、日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患う母・美咲を菅野が演じる。そして美咲が利用する介護施設のケアマネージャーの下村香織を西野が演じている。

ケアマネージャーという難しい役を演じた西野は「対“人”のお仕事で、『どこまで言っていいのかな』とか、距離感とかを結構現場で監督と何度もお話をしました。出しゃばりすぎてもいけないけど、自分の思いもちゃんと伝えたい。そのへんの距離感がすごく繊細な職業だなと演じてみて感じました。現場に、実際にケアマネージャーをされている方もいらっしゃったので、『この場合、どうなんですかね?』とか、不安になったら相談させてもらいました」と、演じてみて感じたこと、演じる上で気をつけたことを語った。
ケアマネージャー役を演じた西野七瀬
ケアマネージャー役を演じた西野七瀬 / 撮影:田中隆信


■菅野美穂「目を合わせて演技をするのが本当に心地よくて」

親子役を演じた菅野と山時。山時は「撮影している時は、程よい距離感でいました。息子と母親のなんかもどかしさがARU距離感というか。でも、撮影を離れて、菅野さんが『私の爪を切って』って言ってくださった時がありました。それは息子としての距離感をつかむための菅野さんの優しさで、僕は手を震わせながら切ったんですけど(笑)、菅野さんの歩み寄りですごくいい距離感が保てて、いい関係性ができました」と、撮影時のエピソードを披露。

それを聞いた菅野は「撮影が迫ってきた時、普段自分がやってること全部を佑にやってもらってるんだなって思ったんです。それだったら爪を切ってもらおうと思って、ちょっと爪を伸ばしてました」と、撮影に入る前から親子の距離感を作るために考えていたことだったと明かし、「いい子だわ」と山時の人柄も感じたと語った。

さらに、共演したについて、菅野は「ケアマネージャーって、言うべきことは言わなきゃいけないけど、本人たちが思うようにするためには見守ったり、待ったりするのも大事なお仕事なんですよね。でも、西野さんと目を合わせて演技をしていると、本当に透明な目で、山時くんもそうですけど、目を合わせて演技をするのが本当に心地よくて。西野さんの現場での振る舞いがすごく素敵で、穏やかでニコニコしていて、山時くんにも話しかけてくれてて、それこそ下村さんのように寄り添ってくださったなと思います」と絶賛。

西野は「美咲さんとしている時は空気が変わるぐらい“美咲さん”なんですけど、合間の時間は、菅野さんはすごく明るくて、そのギャップがすごかったです。一緒に豚汁を食べたり、和気あいあいと。山時くんともゲームの話をしたり、雑談したり。でも、撮影が始まると美咲さんと佑に変わるので、自分も自然と下村としてここにいるって思わせていただきました」と菅野、山時の印象を語った。
映画「90メートル」公開記念舞台あいさつより
映画「90メートル」公開記念舞台あいさつより / 撮影:田中隆信


映画「90メートル」公開記念舞台あいさつより
映画「90メートル」公開記念舞台あいさつより / 撮影:田中隆信

■西野七瀬「住む場所も人も全部が変わったので、これは節目の一つかな」

本作ではいろんな人生の節目がテーマとして描かれているということで、“人生の節目”について聞かれると山時は「この作品です。10代最後に撮った映画で、あの時にしか演じられなかったし、あの時覚悟を持って演じた作品でした。今20歳になって、すごくかけがえのない時間をたくさん過ごさせてもらったと感じましたので、僕の人生の節目は『90メートル』だと思いました」と、答えた。

それを聞いて、菅野は「中川さんが『イグアナの娘』を見てくださったんですけど、その時、私、19歳だったんです。そう思うと、19から20歳の境目ってすごく大事な時期だと思います。今回、山時くんと共演させてもらって、毎日役に向き合って、毎日何かをつかんでいるんだろうなって感じましたし、そんな特別な時期に共演させてもらえたのは私にとっても貴重な時間でした」と語った。

”人生の節目”を聞かれた西野は「多分、上京した時だと思います」と答え、「大阪から東京へ。住む場所も人も全部が変わったので、これは節目の一つかなって思います」とその理由を伝えた。
映画「90メートル」公開記念舞台あいさつより
映画「90メートル」公開記念舞台あいさつより / 撮影:田中隆信


■母親役の菅野美穂が山時聡真に卒業証書を授与し、頭を“ヨシヨシ”と

19歳の時に撮影をして,20歳の年に作品が公開するということで、作品にとっての節目と旅立ち、山時の節目と重ねて、“卒業証書”の授与式が行われた。

卒業証書を渡す役割を担当したのは菅野。「山時聡真殿、あなたは十代最後のすべてを本作に注ぎ、二十歳という人生の節目において、主演として作品を無事に送り出しました。その真摯(しんし)な姿勢と、ここまで走り抜けた努力を称え、ここに無事公開まで頑張りましたで賞を授与します。そして、この作品と共に過ごした時間に区切りを迎え、その歩みを『卒業』としてここに証します」と、“頑張りましたで賞”の部分を大きな声で強調して読み上げ、山時に証書を贈った。

受け取る前は「ちょっと恥ずかしいんですけど」と照れ笑いを見せていた山時だったが、受け取った後は「小学校の時を思い出します。こうやって卒業証書をもらって、母の前でこうやって見せるみたいな」と言って、証書を笑顔で客席に向けて見せた。

菅野は「公開されて世に作品を送り出しているんですけど、今なお作品に真摯に向き合っていて、『えらいねぇ! がんばったね! ヨシヨシ!』って言いたいですね」と言って、山時の頭をヨシヨシと撫でた。

西野は「なんか先生みたいな気持ちで見てました。人生の節目である瞬間を一緒に過ごさせてもらって、見守らせていただいあので、山時くんのことをこれからもずっと見守ってます」と、山時に優しく声をかけた。

◆取材・文=田中隆信
(左より)西野七瀬、山時聡真、菅野美穂、中川駿監督
(左より)西野七瀬、山時聡真、菅野美穂、中川駿監督 / 撮影:田中隆信

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