
世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2026」が、3月28日と29日に東京・東京ビッグサイトで開催された。29日のWHITEステージでは、「TVアニメ『あかね噺』開演直前!決起会」が行われ、桜咲朱音役の永瀬アンナ、練磨家からし役の江口拓也、高良木ひかる役の高橋李依、阿良川魁生役の塩野瑛久、阿良川志ん太(桜咲徹)役の福山潤が登壇。扇子と手ぬぐいを使ったジェスチャーゲームを行った。
■「ガチでやってきた」壮絶な落語の稽古
本作は「週刊少年ジャンプ」で連載中の、末永裕樹氏(原作)と馬上鷹将氏(作画)による本格落語物語。幼い頃、真打昇進試験で衝撃的な事件を目の当たりにした主人公・桜咲朱音が、父の背中を追い、落語界の最高位「真打」を目指して突き進む姿を描く。アニメは4月4日(土)よりテレビ朝日系で毎週土曜夜11:30から放送され、ABEMAなどで先行配信、その後ディズニープラスほか各種動画配信サービスでも配信される。
本格落語物語ということで、演じるキャスト陣も林家木久彦らの指導の下、落語の稽古をみっちり積んできたという。稽古の日々を振り返り、福山は「ちょっとの練習とかじゃないんです。ガチでやっているんです」と吐露すると、高橋も「苦楽を共にしてきましたね」としみじみ。
続けて江口は「それこそ朱音(永瀬)、からし(江口)、ひかる(高橋)の3人の稽古が始まったのが、去年の2月ぐらいですか。本当に1年間ぐらいずっとやっていましたね。毎月、多いときは隔週とか」とした上で、中でも永瀬の練習量と覚えるスピードがすさまじいことを証言した。
それを受け、永瀬は「やる気と焦りがすご過ぎて、2日で覚えて『次いかせてください!』っていつも繰り返していたので。皆さんと切磋琢磨して収録までこぎ着けたのが本当に良かったです」と述懐。
その流れで、落語の稽古にいそしむ永瀬らのメーキング映像が初公開されると、「めっちゃ恥ずいんですけど」「恥ずかしいね」「楽しそう」「稽古風景見られるのはすげぇ嫌だ(笑)」「格好良くまとめてくれていますね!」などと、それぞれリアクションしていた。
■センスが問われる?ジェスチャーゲームも実施
そんな中、「扇子でセンス!『あかね噺』ジェスチャーゲーム!!」と題したザ・バラエティー的な企画も実施。言葉を使わず扇子と手ぬぐいを使い、それが何を表現するかを当てるというもの。扇子と手ぬぐいと言えば、落語の象徴的な小道具であり、表現力が問われる企画でもある。
ジェスチャーをする人が高座に座ってスクリーンに出たお題のものを扇子と手ぬぐいのみで表現、1人が判定員、他の3人が解答者として答えていき、60秒間で4問正解したらクリアとなる。
クリアすると豪華な賞品が出るということで気合の入った一同。まずは江口がジェスチャーをする人、高橋が判定員で永瀬、塩野、福山が解答することに。江口の巧みなジェスチャーと解答者の見事な推理のおかげで、「うどん」「扇風機」「侍」「バスケット」と4問正解。
これでクリアなのだが、もともと2回戦を想定していたらしく、続いて福山がジェスチャー、永瀬が判定員を務め、他の3人が解答者と役割を変更して2回戦へと突入した。
「カニ」というお題に苦戦してパスする場面もありつつも、「お茶」「ソフトクリーム」「孔雀」と3問正解。合計7問正解でこの企画をクリアし、賞品の「シン林家木久蔵ラーメン」をゲットした。
2回目でジェスチャーを担当した福山は「難しかったです。手ぬぐいの使いようがあまりなかったですね」とこぼすと、高橋は「手ぬぐいと言ったら江口さんの『バスケ』はお見事でしたね」と、江口のファインプレーを称えた。
当の江口は「このテンポ感でバラエティーもやるんだ!っていう。ビックリしました」とした上で、「怒涛(どとう)のごとくMCもやっていただいて、本当にありがとうございます」とMCをしながら、ジェスチャーでも活躍した福山に敬意を表した。
さらに江口は「この1年間、本当に落語漬けで、寝ても覚めても落語。『あかね噺』のために、そんな日々も苦痛じゃなかったなというか、やって良かったと心から言える収録になったので、あとは皆さんに見ていただくだけ。放送までお楽しみにしていてください」と、入念な落語の稽古を経たからこそアフレコに自信を持って臨めたことを強調し、観客に視聴を呼び掛けた。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

