男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズ「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/ハードコート)は大会最終日の現地29日にシングルス決勝を実施。第2シードで世界ランキング2位のヤニック・シナー(イタリア)が第21シードで同22位のイリ・レヘチュカ(チェコ)を6-4、6-4で下し、同大会2年ぶり2度目の優勝並びにツアー26勝目を飾った。
この結果シナーはジム・クーリエ 、マイケル・チャン、ピート・サンプラス、アンドレ・アガシ(以上アメリカ)、マルセロ・リオス(チリ)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)に次いで史上8人目となるサンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)を達成。また両大会を通じて1セットも落とさずに優勝した初の男子選手となった。オンコートインタビューでは次のように喜びを語っている。
「これが自分にとっては初めてのサンシャイン・ダブルで、本当に大きな意味を持つ結果になった。とても難しいことだから、自分が成し遂げられるとは思っていなかった。今は信じられない気持ちもあるけど、達成することができてとてもうれしい」
決勝戦は雨の影響で開始が約90分遅れたが、試合が始まるとシナーが即座に主導権を握る。今大会、準決勝までの5試合で一度もブレークを許していなかったレヘチュカに対し、第2ゲームでブレークに成功。そのリードを守り切って第1セットを先取した。
第2セットも開始直後に再び雨で約90分にわたり試合が中断。再開後は互いに譲らない攻防が繰り広げられたが、4-4で迎えた第9ゲームでシナーが値千金のブレークを奪い、サービング・フォー・ザ・チャンピオンとなった次のゲームをきっちりとキープして1時間33分で勝利を収めた。
今大会でも圧倒的な強さを見せた24歳のシナーは、これが四大大会に次ぐマスターズで通算7度目の優勝。昨年の「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス/室内ハード)から続く同カテゴリー大会での連続セット取得記録を34に伸ばし、今季の通算成績を19勝2敗とした。大会後に更新される世界ランキングでは順位に変動はないが、ライバルで1位のカルロス・アルカラス(スペイン)との差を2200ポイントから1190ポイントに縮める見込みだ。
一方のレヘチュカはマスターズ初優勝にあと一歩届かなかったものの堂々の準優勝。大会後のランキングでは22位から8つ順位を上げ、自己最高の14位に浮上することが確定した。
文●中村光佑
【動画】シナーVSレヘチュカの「マイアミ・オープン」決勝ハイライト
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