
あえて書かせてもらう、優勝宣言とのギャップ——スコットランド戦で見えた“日本代表の現実”【現地発】
現地時間3月28日、ハムデン・パークでのスコットランド代表戦。1−0と勝利した日本代表は“ふたつの顔”を見せた。
ひとつは主力を大量投入した62分までの顔、もうひとつはそれ以降の顔だ。
代表経験の浅いスタメン組が見せたパフォーマンスは及第点も無得点という点で課題を残した。対して、堂安律、三笘薫、伊東純也、上田綺世ら常連組は連係もよく安定したプレーでゴールを奪取した。
今の主力メンバーはおそらくワールドカップのグループリーグを突破できる力はあるだろう。ただ、優勝を目指せるかと言うと…。現時点で強く頷けない。
ワールドカップ決勝まで8試合を戦い抜くうえでは、主力以外の戦力充実度が鍵となる。その点で、スコットランド戦のスタメン組は未知数と言えた。
短い活動期間、しかも代表経験が浅いハンデもある中で、スコットランド戦のスタメンにいきなりハイパフォーマンスを求めるのが酷なのは承知している。
それでもあえて書かせてもらう。優勝を掲げる以上、主力だけでは足りない。スコットランド戦で見えたのは“層の差”という現実だった。
当然ながら、ワールドカップ制覇を狙うのはおかしくない。むしろ「そこを目指さなくてどうする!」との思いもある。ただ一方で、現状では優勝宣言とのギャップを感じずにはいられない。この見立てがイングランド戦で覆されることを、強く望んでいる。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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