現地時間3月29日(日本時間30日、日付は以下同)、ボストン・セルティックスは敵地スペクトラム・センターへ乗り込み、直近9戦で7勝2敗と好調なシャーロット・ホーネッツとの一戦に臨んだ。
セルティックスはチームトップの平均28.6点に7.0リバウンド、5.2アシストを誇るジェイレン・ブラウンが左足のアキレス腱炎で2戦連続の欠場。加えて、平均17.1点、4.5リバウンド、5.5アシスト、1.2スティール、1.4ブロックを記録するデリック・ホワイトも右ヒザ打撲で欠場と、主軸2人を欠くことに。
それでも、アウェーの試合ながら大部分でリードを保持し、114-99でホーネッツを下して3連勝。イースタン・カンファレンス2位の50勝24敗(勝率67.6%)とし、現リーグ最長となる12シーズン連続のプレーオフ進出を決めた。
この日セルティックスを牽引したのはジェイソン・テイタムだ。昨季プレーオフのアキレス腱断裂から今月6日のダラス・マーベリックス戦で復帰し、11戦目となったスコアラーは、序盤からダンクやジャンパー、レイアップなど積極果敢に攻め立て、フィールドゴール成功率52.2%(12/23)でゲームハイの32得点、8アシストに5リバウンドをマーク。
3ポイントを5本沈めるなどショットが好調だった上、ビハインド・ザ・バックパスも繰り出して味方の得点もお膳立てしながら、ターンオーバー皆無と、冷静沈着なプレーでセルティックスを引っ張った。
戦列復帰から約1か月が経過したテイタムは、自身の現在地をこのように話していた。
「スピードが上がったとは感じなかったかな。まだ疲れもあったから、そこは調整しているところなんだ。でも、自分の動きには決断力が備わっていて、必要な時に爆発的なプレーができ、身体が反応できているのは良いことだね。確かに、そのお陰でショットが入るようになっている。前回の試合よりは調子が良いと言えるね。次の試合では、今日よりも良い状態になっていることを望むよ」
現在、セルティックスはニコラ・ヴュチェビッチが右手薬指骨折のため離脱中。4月12日のレギュラーシーズン最終日、あるいは同18日のプレーオフ開幕初日までに復帰できれば、ベストメンバーでポストシーズンへ臨むことができる。
テイタムが出場した11試合で、セルティックスは9勝2敗と好調。30日のアトランタ・ホークス戦を含めて、残り8試合でイースト2位以上を確保しつつ、コンディションを整えていきたいところだ。
なお、キャリア9年目のテイタムは、これでNBA入りから全9シーズンでプレーオフ出場が決定。そしてレギュラーシーズン通算596試合を終えて、通算1万4014得点をマークしており、セルティックスのフランチャイズ史上最年少で通算1万4000得点に到達した選手となった。
「自分は本当に素晴らしいチームに所属し、最高の選手たちやコーチ陣に囲まれて幸運だった。彼らのお陰で今の自分があるんだ」と感謝の気持ちを述べつつ、「とにかく必死に努力しなきゃならなかった」と、これまでのタフな道のりにも言及していた。
今オフの動きによって、セルティックスはドリュー・ホリデー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)やクリスタプス・ポルジンギス(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)など、2024年の優勝メンバーが複数退団した。
とはいえ、2024年のNBAファイナルでローテーション入りしていたテイタムとブラウン、ホワイト、ペイトン・プリチャード、サム・ハウザーの5選手が残っているだけに、プレーオフ経験豊富なセルティックスは優勝候補の一角と言っていいかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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