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「来い、蹴れ」。メッシの粋な計らい。国内ラストマッチでPKを決めたオタメンディに悔いなし「代表にすべてを捧げたという気持ちで去る」

「来い、蹴れ」。メッシの粋な計らい。国内ラストマッチでPKを決めたオタメンディに悔いなし「代表にすべてを捧げたという気持ちで去る」


 主将の粋な計らいが、感動的なフィナーレを演出した。

 現地3月31日にブエノスアイレスで行なわれたアルゼンチン代表のザンビア代表戦(5-0)で、リオネル・メッシが国内ラストマッチとなる重鎮ニコラス・オタメンディにPKを譲る場面があった。

 この感動的なシーンについて、海外メディア『Ole』アルゼンチン版は「メッシが国内最終戦のオタメンディに見せたキャプテンとしてのジェスチャー」と見出しを打った記事で報じている。

「『来い、蹴れ』。そのジェスチャーは明らかだった」

 メッシが遠くからオタメンディを呼び寄せた。2-0で迎えた50分のことだ。PKのキッカーは本来メッシであるはずだが、キャプテンマークを巻く10番は、この日が代表131試合目であり、母国のファンの前でプレーする最後の機会となるチームメイトに、その大役を託した。

 メッシの呼びかけに応じたオタメンディは、GKウィラード・ムワンザの逆を突く“ノールック”のPKを沈め、アルゼンチン代表の3点目を記録。スタジアムは大きな歓声に包まれた。オタメンディにとって、これが代表通算8ゴール目となった。

 オタメンディは当初、ワールドカップ予選のベネズエラ戦が国内での最後の試合になると考えていたという。しかし、スペインとのフィナリッシマが中止となったことで、このザンビア戦が“ボーナストラック”として実現したという背景があった。

 ゴール後、最初に駆け寄ったのは、近くにいたフリアン・アルバレスだったが、オタメンディはPKを譲ってくれたメッシのもとへ向かい、感謝を伝えた。2人は二度のコパ・アメリカ制覇、2022年のフィナリッシマ優勝、そしてワールドカップ優勝を共に成し遂げた戦友である。
 
 69分、オタメンディがピッチを退く際には、スタジアムから万雷の拍手と「オレ、オレ、オレ...オタ、オタ、オタ...」というチャントが送られた。ベンチに下がる前、彼はピッチ上のチームメイト一人ひとりに挨拶し、特にメッシとは特別な抱擁を交わした。

 試合後、オタメンディは次のように語っている。

「喜びも悲しみもあった長い道のりだったけど、代表にすべてを捧げたという気持ちで去る。このユニホームを着ること以上の満足感はない。本当に美しいことで、とても感謝している」

 また、国内での最後の試合に関しては「アルゼンチンでの別れだった。ここでプレーし、国民の前で楽しむのは喜びだ。ワールドカップが残っている。タイトルを防衛するために戦う。レオ(メッシ)が言ったように、国民は信じてほしい。なぜなら我々にはそれだけのものがあるからだ」と述べ、来る大舞台への決意を新たにした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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