
“K-POPの王様”ことG-DRAGONのコンサートフィルム「UBERMENSCH G-DRAGON 2025 WORLD TOUR THE FINAL」が3月27日に配信された。K-POPを代表するグローバルボーイズグループ・BIGBANGのリーダーであるG-DRAGONは、グループ活動はもちろん本名のクォン・ジヨン名義でもソロアーティストとして活躍し、影響力は音楽界に留まらず、ファッションやカルチャーと多岐にわたる。今回は彼の代表的なキャリアを振り返りながらコンサートフィルム「UBERMENSCH G-DRAGON 2025 WORLD TOUR THE FINAL」の見どころを紹介する。
■2006年にBIGBANGとしてデビュー
1988年8月18日生まれで37歳のG-DRAGONは、8歳のころから韓国の芸能事務所のSMエンターテインメントの練習生として約5年間のトレーニングを受け、YGエンターテインメントに移籍。さらに6年間の練習生生活を送る。約11年の練習生時代を乗り越え、2006年にG-DRAGONを含め5人のメンバーで結成されたBIGBANGで8月29日にデビューシングル「BIGBANG」をリリースした。
その後のBIGBANGといえば、G-DRAGONが作詞作曲を手掛けた「嘘(Lies)」をはじめ、数々のヒットソングを生み出し、“K-POP第2世代”の中心として、アジア全域で爆発的な人気を博した。
日本でのメジャーデビューを果たした2009年、G-DRAGONはソロアーティストとして1stフルアルバム『HEARTBREAKER』をリリース。同名のリード曲が大ヒットし、韓国の主要音楽チャート1位を席巻した。
2012年にリリースした1stミニアルバム『ONE OF A KIND』は、ラッパーのTabloやDOK2といった韓国の実力派人気アーティストが参加したほか、当時練習生だったBLACKPINKのジェニーとミュージックビデオで共演。同じく練習生だったBLACKPINKのロゼも「Without You」に後にボーカルとして参加していたことが明かされるなど、同アルバムは超豪華なラインアップが集結していると今もなお話題になる。
さらに同アルバムを引っ提げ、翌年2013年3月から「G-DRAGON 2013 WORLD TOUR ~ONE OF A KIND~ IN JAPAN DOME SPECIAL」を開催する中、韓国人ソロアーティストとして初の日本4大ドームツアーを実現し、ソロアーティストとしても多くの人気を獲得する。
一方、作詞・作曲・アレンジを担当し、BIGBANGや本人のソロ曲はもちろん、2NE1やBABYMONSTERなどのグループにも楽曲提供。G-DRAGON特有の中毒性のあるメロディーラインは、K-POPが詳しい人でなくても一度は聞いたことのある楽曲も多いだろう。
そんなカリスマ的な存在のG-DRAGONだが、手掛けた楽曲は失恋を歌った切ないバラードが多く、あまりにもリアルな心情を歌った歌詞からは彼に対して心配する声も。実力だけでなく、K-POP界のポップアイコンとして常に注目を浴びる存在となっていった。
■8年ぶりのワールドツアー最終公演の様子を収めたコンサートフィルム
2018年2月に兵役義務により一時的に活動を休止し、2019年10月に除隊するもののしばらくの間はソロとしての活動は休止していたG-DRAGON。その間にも、入隊前から就任していたCHANELのグローバルアンバサダーとしての活動は続け、持ち前のファッションセンスやジェンダーレスに着こなすスタイルでファッション界でも存在感を確立する。
そして2024年10月31日には7年4カ月ぶりに新曲「POWER」をリリースし、音楽界へカムバック。さらに同年11月22日にはBIGBANGのメンバーであるSOLとD-LITEがフィーチャリング参加した「HOME SWEET HOME(feat. TAEYANG&DAESUNG)」をリリースし、ファンを歓喜させた。「2024 SBS歌謡大典」などにも出演し、期待を裏切ることなく、貫禄あふれるパフォーマンスが話題となった。
2025年には8年ぶり3度目のワールドツアー「UBERMENSCH G-DRAGON 2025 WORLD TOUR」を開催し、82万5000人のファンを魅了。そんな最新ワールドツアーのファイナル公演を収めたコンサートフィルム「UBERMENSCH G-DRAGON 2025 WORLD TOUR THE FINAL」がディズニープラス スターで配信された。
同公演は2025年12月に韓国・高尺スカイドームで行われた、アンコール公演の様子を収録しており、「POWER」をはじめ、「DRAMA」「IBELONGIIU」「TAKE ME」「CROOKED」など、G-DRAGONの代表曲がライブパフォーマンスと一緒に体感できる。
さらにSOLとD-LITEがコンサートに駆け付け、「HOME SWEET HOME(feat. TAEYANG&DAESUNG)」を3人で披露したサプライズステージや、ソウルのアンコールのみで披露されたソロ曲「Light It Up」も収録されているなど、当日の盛り上がりが自宅でも味わえる内容となっている。
2025年は他にも「第16回大韓民国大衆文化芸術賞」の授賞式で、韓流を世界的に広めるのに寄与した功労を認められ、最年少で玉冠文化勲章を受章。年末に行われた韓国最大規模の音楽授賞式「MMA2025(The 17th MelOn Music Awards)」にて4つある大賞の内、3つを独占するなど、“K-POPの王様”として君臨し続ける。
2026年はBIGBANGとしてはデビュー20周年イヤー。「UBERMENSCH」=ドイツ語で“超人”を意味する言葉だが、国境も言葉の壁も超越した存在として、グループでもソロでもさらなる活躍が見られそうだ。
◆文=suzuki
※「UBERMENSCH」の「U」は上に点が2つ付いたラテン文字が正式表記

