
整った容姿とスマートな振る舞いで“王子”と呼ばれる女子高生・滝口宵と、同じく“王子”と呼ばれる一つ年上の先輩・市村琥珀の恋愛模様を描くTVアニメ「うるわしの宵の月」(ABEMA・FOD・Hulu・TVer・Leminoほかで配信)。第11話では、宵が初めて琥珀の自宅へ。ついにキスなるかと思いきや、あるきっかけで修羅場に突入し、視聴者からは「色んな意味でドキドキした」という声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
■宵に失恋……帰り道の拓人が切ない
「好きな子、いますよ。目の前」
バイト先の同僚・大路拓人(CV:小野賢章)から告白された滝口宵(CV:一宮麗)。市村琥珀(CV:鈴木崚汰)に指摘された通り、自己肯定感が低い宵はまさか拓人に恋心を寄せられているとは思わなかったのだろう。頭が真っ白になりながらも、拓人を追いかけ、今までの無神経な言動を謝罪。そして「大路くんの気持ちには応えられません」とキッパリ告げる。
宵の前では「今まで通り、バイト仲間ってことでお願いします」と、あくまでいつもの優しい笑顔を保っていた拓人。しかし、あまりに呆気ない失恋に呆然とし、一人でとぼとぼと帰っていく姿が切なかった。
その頃、琥珀の家に海外から一時帰国中の幼なじみ・よしこ(CV:白石晴香)が訪ねてくる。久しぶりの再会にもかかわらず、いきなり琥珀を食事に誘うよしこ。ある飲食店の店員に一目惚れしたため、一緒に行ってほしいそうだ。琥珀がよしこに連れて行かれたのは、なんと宵のバイト先。よしこが一目惚れした相手は、まさかの宵の父(CV:津田健次郎)だった。

■琥珀と拓人が一触即発のムードに
あいにくこの日は、宵は予定があり、休暇をとっていた。琥珀は一目惚れした相手が子持ちだと知り、落ち込むよしこを慰めつつ、食事をとっていく。そんな琥珀を悶々と眺めるのが、拓人だ。宵という彼女がいるにもかかわらず、別の女性と親しげにする琥珀に対して苛立つ気持ちが抑えられない。
だが当初、琥珀は「彼女ができたから」とよしこからの食事を断っていた。また印象的だったのは、よしこに彼女はどんな子なのかと聞かれた時の反応だ。以前は宵の好きなところを聞かれるたびに「顔」と即答していた琥珀。けれど、今は取り止めのない表現ばかりが増えて、うまくまとめることができない。それだけ宵の色んな面を知って、どんどん好きが積み重なっている証拠ではないだろうか。宵に対する本気度は、彼女を作っては別れてを繰り返していた頃の琥珀を知るよしこも驚くほど。
そんなことをつゆ知らない拓人は「もっと誠実になった方がいいんじゃないですか」と指摘。それでも余裕な態度を崩さない琥珀に少しは焦りを持ってほしかったのだろうか。「もしかして宵ちゃんのこと好きなの?」と聞かれた拓人は「俺の気持ちはもう宵ちゃんに伝えてあるんで」と返す。宵を思う2人の間に、一触即発のムードが流れていた。

■ドキドキからの修羅場に困惑のラスト
バイトと課題に追われ、宵の夏休みはあっという間に過ぎ去っていく。結局、琥珀とは神戸旅行とバイト先で少し話したのみで、ほとんど会うことができなかった。登校初日、そのことを知った利根のばら(CV:山根綺)と日比谷寿(CV:瀬戸桃子)から責められる宵。「もうちょい、いい雰囲気作ってあげてもいいんじゃない?」と言われ、勇気を出して琥珀を学校帰りのデートに誘う。琥珀からOKをもらい、ポーカーフェイスを保ちながらも心の中ではしゃぐ宵が可愛かった。
しかし、琥珀から提案されたお店は大行列。琥珀は暑いのが大の苦手なため、並ぶのは断念することに。代わりにテイクアウトし、どこか涼しい場所で過ごすことになった2人。琥珀から家に誘われた宵は積極性を出そうと「行きます!」と答えるのだった。だが、座布団の代わりに出された布団に座るだけでも心臓が跳ね上がりそうになる宵。なにせ男の子の家に行くのも人生初なのだ。
一方で、宵には琥珀との関係性を一歩前に進めたい気持ちも。それは琥珀も同じだった。宵のおでこにキスし、布団の上に押し倒す。仰向けになった宵の視点から描かれた琥珀の真剣な眼差しにこちらまでドキドキが止まらない。そのままキス…かと思いきや、琥珀は宵の隣に倒れ込み、「あのバイトのやつとなんかあった?」と問いかける。密かに拓人から言われたことがずっと引っかかっていたのだ。ドキドキなシーンから一転、突然の修羅場に「琥珀先輩が宵ちゃんを押し倒すシーンの作画が気合い入っててやばかった…」「まさかここで大路くんとのこと切り込んできたか」「琥珀がめっちゃ嫉妬してる」「色んな意味でドキドキした!」という声が上がった。
◆文/苫とり子

