青山学院大は4月4日、女子駅伝チームの創設記者会見を実施し、男子駅伝チームとの兼任監督の原晋氏が参加した。
「社会課題をスポーツを通じて解決していきたい。女性が競技者として、一人の人間として、自分らしく輝き続ける場所を作る」といった新たな挑戦への決意を語るなかで、原氏は女子長距離界への危機感を口にした。
高校女子のメイン種目である3000メートルの高校記録は、2005年に小林祐梨子氏(当時須磨学園高)がマークした8分52秒33が、20年以上経った現在でも破られていないと指摘。また全国高等学校駅伝競走大会・女子の部の都道府県予選への単独チームでの出場校が、10年で約4割減ったといったデータを提示した。
そのような現状を「非常に危機的状況だと思っている」とし、日本代表レベルでも世界陸上や五輪での入賞者数が2000年前後からは減っており「低空飛行の状態ではないか」と懸念を示した。
そして「女子陸上界を、より盛り上げていく存在になっていきたい」とし、今季は昨年インターハイ女子3000メートル3位の芦田和佳と、同4位の池野絵莉の2人の強化、部員を増やしての27年全日本大学女子駅伝での初出場・初優勝を目標に掲げた。
また原氏は、04年に男子駅伝チームの監督に就いて以降、ライバルは他大よりも野球やサッカーといった他種目だと口にしてきた。そして今回、同様の質問を受けると、ここ20年で大きく人気や注目度が高まった女子ゴルフを挙げた。
大学駅伝界屈指の名将が、女子選手育成でどのような手腕を発揮するのか注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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