
「技術が高い」英国人記者が英2部の24歳日本人に注目!「チャンピオンシップよりプレミアのほうが彼の実力が際立つはず」【現地発】
4月3日、私はチャンピオンシップ(イングランド2部)のQPR対ワトフォードのゲームを取材した。
QPRには今、日本人選手が在籍している。24歳の斉藤光毅だ。この日本人アタッカーがベンチスタートとなったなか、QPRは25分にレイアン・コリのゴールで先制。1点リードで前半を終えると、62分にはポール・スミスが追加点を挙げる。
そして70分から斉藤が途中出場。彼の登場を喜ぶスタジアムのQPRサポーターからは大きな歓声が上がった。限られた時間のなかでボールに触れる機会は多くなかったが、果敢にドリブルで仕掛けるたびにファンは期待に胸を躍らせていた。
その後、チーム84分に1点を返されるも、そのまま2-1で逃げ切り、3連勝を飾っている。
私は基本的にプレミアリーグの試合を取材することが多いため、チャンピオンシップを観るのは新鮮だった。
プレミアは戦術重視になりがちで、得点することよりも失点を防ぐことが優先される傾向があり、試合が退屈になりがちだ。一方で、チャンピオンシップは当然、プレミアほどクオリティが高くないが、非常にオープンでゴールに迫る回数が多く見られた。
日本人アタッカーの今日のパフォーマンスを見れば、技術が高く、ボールを持った際に特長を発揮するタイプだと思う。チャンピオンシップのチームが好む「シンプルにロングボールを前線へ送る」スタイルよりも、プレミアのチームのほうがよりボールに絡む回数や味方に活かされる場面も増え、彼の実力がより際立つのではないかと感じた。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー(Steve Mackenzie)/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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