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いぎなり東北産、悲願の日本武道館“無敵のライブ”と個性バラバラなカップリング曲の裏側

いぎなり東北産、悲願の日本武道館“無敵のライブ”と個性バラバラなカップリング曲の裏側

いぎなり東北産 
いぎなり東北産  / 撮影=矢沢隆則

いぎなり東北産の2ndシングル「デコ!」には、表題曲のギラギラしたユーロビートから一転、驚くほど振り幅の広いカップリング曲が収録されている。王道キュートな「あと3センチ」、現代の疲労感と中毒性が入り混じる「SNSは6時間」、そして念願のTVアニメ『おねがいアイプリ』エンディング主題歌「放課後のおねがい!」。インタビュー後編では、バラバラの個性が光るカップリング曲の制作秘話と、初回生産限定盤に収録される「日本武道館ライブ映像」の裏側について語ってもらった。

■王道からちょっと外れる?「あと3センチ」の絶妙な距離感


ーーカップリング曲の話も聞いていこうと思います。まずは「あと3センチ」から。結構王道アイドルソング的な印象です。

藤谷美海:この楽曲は、私たち的には珍しい感じです。気合いを入れなくても気楽に聴けるし、歩きながら聴いてルンルンしちゃうような曲です。恋愛してる人だったら共感できると思います。個人的にはこの曲は歌詞がとっても可愛いなって思うんです。「あと3センチ」って表現も絶妙で可愛いです。振り付けもらん先生っていう、世間の流行ってる振り付けをたくさん作っている素晴らしい方がとっても可愛く仕上げてくれました。つい最近お客さんに披露したんですけど、客席からちらほら「可愛い」って聞こえてきて嬉しかったです。

ーーファンの方は可愛い東北産も見たいと思います。でも、これだけ振り幅があると歌う方は切り替えが大変じゃないですか?

葉月結菜:ライブだと大変ですけれど、でも楽しいよね。東北産の9人はキャラがそれぞれ違うので、楽曲によって引っ張ってくれるメンバーが変わるんです。可愛い曲が得意なメンバー、バラードだったら…みたいに、楽曲のふり幅が広くても得意なメンバーが引っ張ってそこについていくことができるのが、私たちの強みでもあると思います。

ーーちなみにこの「あと3センチ」だと、誰が引っ張っていくメンバーですか?

安杜羽加:もんちゃん(桜ひなの)かな。歌い出しからしっかり引っ張ってってくれるし。もんちゃんの歌声で、次どうやって歌おうって考えたりしています。

桜ひなの:でも…レコーディングの時にこの曲苦戦したんです。

伊達花彩:私は結構アイドルソングなのかなって思っていたんですよ。でも、思ってるよりもアイドルソングじゃなくて、可愛いというよりは、どちらかというと女性バンド寄りっていうか。可愛いけれど、ちょっとクセつけるみたいな感じの歌い方を求められたんですね。アイドルのこと全然興味ない人とかにも刺さったら嬉しいなって思いながら歌ってました。

ーー今回は「デコ!」もそうでしたが、みなさんレコーディングに苦戦しがちですね。

桜ひなの:そうなんですよ。なんかavexさんは毎度別の角度から刺してくるんですよ(笑)。

伊達花彩:前回の1stシングルでも今回のシングルでも、基本的に全部の曲苦戦してますね。

桜ひなの:「やったことがないこと」ってやっぱり難しくて。でも本当にためになります。

伊達花彩:でも楽しいよね。新しいジャンルに挑戦できて。

■「SNSは6時間」で発覚! いぎなり東北産のスクリーンタイム女王

ーー敵を一つずつ倒してレベルアップしていくみたいな感覚ですね。では次は、「SNSは6時間」について。不思議な世界観だけどサウンドはおしゃれです。歌詞を見ると「仕事行きたくない」とか、今時なワードがいろいろ入っています。


北美梨寧:この曲は、私たちもデモを聴いた時に本当にインパクトが強くて。「これどうやって歌うんだろう?」って想像していろいろなパターンを考えながらレコーディングしました。心の中にある「ポッ」っていう気持ちを言葉で表現してるみたいな歌だなって思っていて。歌詞も誰しもが疲れた時とかに思うような内容ですし。だけどメロディーは不思議な感じで、この曲を聴いた時になんかこう、異世界空間にいるような気持ちになったんですけど。披露した時のファンの皆さんの反応が想像できないのですごく気になりますね。ライブで披露するのが楽しみです。

伊達花彩:うーん。どうなるんだろう?

桜ひなの:(歌詞カードを見ながら)でも、ほぼ全部コールしてもらいたいよね。

伊達花彩:ね、括弧(セリフ部分)は全部コールしていただきたい。「ナー!」も言ってほしい。「ナー!」「ナー!」。

橘花怜:ね、めっちゃ楽しみ。歌詞カード渡して覚えてきてほしい。本当に。ライブ映えしそう。

桜ひなの:もしかしたら実はライブのお宝ソングかも!?

ーー「SNSは6時間」って相当長い気がしますけれど、皆さんのスマホのスクリーンタイムどのくらいなんですか? 東北産のスクリーンタイム女王を決めましょう。

橘花怜:何それ楽しい!

一同:(スマホを見ながら)やばい! 私……思ったより……。

葉月結菜:私8時間50分。

伊達花彩:7時間。

桜ひなの:7時間!

北美梨寧:6時間!

藤谷美海:私11時間…

一同:わー! 優勝!

藤谷美海:でも流しながら寝てるからかもしれない。

伊達花彩:やっぱ「SNSは6時間」って、身に染みましたね(笑)。

桜ひなの:私はじゃあ「7時間~!」って歌おうかな。

安杜羽加:4時間。最近ずっと本読んでたからかなぁ。

伊達花彩:かっこよ。文系ギャルだ。

ーー真珠さんは空き時間寝てるイメージあるから少なそう。

吉瀬真珠:え、何時間? 10時間いってる。えー! 嘘!スマホで最近アニメを見るんですよ、結構。

ーーデジタルデトックスが必要ですね。

桜ひなの:みんなで森に行こう(笑)

伊達花彩:ウチら歌わなきゃいけない人たちだよね。ちゃんと6時間って心に決めないと(笑)。

ーースクリーンタイム女王は11時間の美海さんですね。6時間ピタリ賞は北美さんおめでとうございます。

■念願のアニメ主題歌!「アイプリ」ED主題歌で小さな女の子の憧れに

ーー次「放課後のおねがい!」は、TVアニメ『おねがいアイプリ』のエンディング主題歌です。おめでとうございます!


吉瀬真珠:この曲を聴けば、お願いがいが叶う気がする魔法みたいな曲です。私はタイトルの後に「(●●エンディングテーマ)」みたいに書かれるのがすごい夢だったので、とっても嬉しいです!あと、従姉妹(いとこ)から「アイプリのエンディングテーマすごいね、おめでとう」って初めて連絡が来て。今まで日本武道館とかも立ってきたのに…初めてイトコから連絡が来て(笑)。これ主題歌を歌わせていただける効果なんだと思って。東北産を知らなかった方にも刺さっていただければなって思うし、願いを叶えてくれそうな楽曲だなって思っています。

桜ひなの:『おねがいアイプリ』のゲーム機から私たちの声(曲)が流れてくるんです。もうそれ本当に嬉しくて。今も資料見るだけで結構泣きそうなんです。

ーーアイプリのシリーズも長いですから、視聴者の女の子がお母さんになって子どもが見る……みたいなこともきっとあると思います。キッズに特に聴いてほしいポイントとかありますか?

吉瀬真珠:「ライブの光、私の宝物」っていう歌詞がすごく好きで。もちろんスポットライトとか衣装とかのキラキラを浴びて可愛くなれる自分もいると思うんですけど、応援してくださってる皆様のサイリウムの光とかも浴びて、私はアイドルでいられると思っているので。そういったもの全てが宝物で大切なんだよって思わせてくれる歌詞がすごく好きです。

ーー世の中の女の子は、このアニメ見て、東北産の楽曲聴いて、「私もアイドルなりたい!」って子もきっといると思います。

桜ひなの:えー! そうなったら嬉しい!その時には「曇りのないアイドル」でいたいよね。ちゃんとした衣装を着ていたい(笑)。

■バラバラの衣装で魅せた日本武道館「無敵感がすごかった」


ーーそして今回なんと、初回生産限定盤のDVDとBlu-rayには、日本武道館ライブの映像が収録されます。振り返ってみて半年以上経ちますが、日本武道館のライブ映像の注目ポイントをお願いします。

伊達花彩:私達にとっても宝物になった日で、4年間ずっと目標にして、このために頑張ってきたので、まさかそれが2ndシングルで出せるなんて。最初の「東京アレルギー」の九段の階段を下る演出も良かったですけれど、でもやっぱりラストの「天下一品」ですね。ラストにみんなで(橘)花怜を見て踊ってるところとか。演出家さんもとても愛のある方で、いろいろな人の愛が詰まったライブだったなと思います。

桜ひなの:衣装もよかったよね。みんなバッラバラの衣装でね(笑)。「日本武道館ライブでコレ!?」ってなったけど、私達らしかったよね。

安杜羽加:逆に一周回って統一感あったよね(笑)。

橘花怜:あれは、スタッフさんが「武道館はそれぞれの好きな衣装で立たせてあげたい」って言ってくださって。

伊達花彩:愛されてるんだよウチらは。

葉月結菜:「東京アレルギー」っていう曲もうちらが日本武道館に立つために作った曲で。歌詞の意味も深くて。9段も9人で九段下にかけているし。あのライブが終わった後に、スタッフさんに「どうでしたか?」って聞いたら、「完璧すぎて隙がなかった」「無敵感がすごかった」って言われたのがすごく嬉しくて。それぞれのいいところがありすぎてお互いを補って、“無敵感”がすごかったと言われて、昔から見てくれている人にそう言ってもらえたことが嬉しかったですね。

ーーいぎなり東北産の“無敵のライブ”が見られると。

葉月結菜:本当にそうなんです。自分たちでもやっててゾーンに入った感覚というか、あの日だけの特別な空気があったなって思うので、それを映像で皆さんにも感じてもらえたら嬉しいです。無敵のライブです(笑)。

ーーでは最後…今後の活動について聞かせてください。

橘花怜:私達いぎなり東北産が、2026年5月22日(金)、23日(土)に、Kanadevia Hall(カナデビアホール)にて「9人と、もぎたてHALL PARTY」を行います。いぎなり東北産として、武道館以来の久しぶりに大きい会場でのライブです。ホールならではの仕掛けがありますし、みんなでパーティーみたいな楽しいライブができたらなと思っていますので、ぜひ会いに来てくださったら嬉しいです。
いぎなり東北産 
いぎなり東北産  / 撮影=矢沢隆則





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