ドジャース・佐々木郎希の今季2度目の先発登板は大炎上だった。ナショナルズ戦で5回90球を投げ、日米通じて自己ワーストの6失点。試合はドジャースが8-6と振り切ったが、佐々木の信頼度は低下している。
「大谷の先制ソロでスタートした試合でしたが、その裏の逆転2ランはいただけない。アメリカでの佐々木バッシングが始まりかねません」(MLB担当記者)
試合は天候不良の影響で2時間9分遅れ(現地時間午後3時45分)で始まったが、条件は誰もが一緒。いざ投げてみないとわからない、という状況はこの日も相変わらずで、ロバーツ監督以下、首脳陣の要望で増やしたはずの球種(スライダー)が、2巡目以降は相手打線に完全に捕まった。
カウントが悪くなると打たれる悪循環は、「素材だけ一級品」として大いに期待された藤浪晋太郎(現DeNA)と同じ道を歩む可能性を示唆している。
「メジャーリーグの先発陣は球数制限(100球前後)、イニング制限(5、6回)が珍しいことではないですが、結果が出なければ身もフタもありません」(前出・MLB担当記者)
ドジャースでの佐々木は「中5日以上」の間隔を空けると決まっているが、これは他球団のエース級以上の扱いだ。それでも成績不振で契約破棄あるいはトレード、となる可能性は低いという。
「アメリカの野球サイトは、トレードの可能性を指摘していましたが、コストパフォーマンスでは十分に合格点ですから」(MLBアナリスト)
1年間ローテーションを維持するのは厳しい
各球団のローテーション投手なら、20億円台の年俸が普通だ。しかし佐々木は約78万ドル(約1.1億円)という最低年俸クラスにあたる。
今やドジャースのエースになった山本由伸の年俸は40億円台といわれ、2季連続世界一のスター軍団だからこそ、まだ佐々木を抱えるだけの「余裕」があるというわけだ。
他球団にしてみれば、年俸が安くとも故障のリスクを抱える佐々木を獲得する状況にはない。それでも現状では、1年間ローテーションを維持することが厳しいのは、誰の目にも明らかだ。
「どこか痛いのではないか、と思わせる投げ方に見えました。まぁ、お金儲けに走る大人たちのレールに、ひ弱な野球少年が乗ってしまった典型かと。佐々木の地元、岩手県陸前高田市民のみなさんも、本当に冷ややかに見ています」(スポーツ紙記者)
当の佐々木の心中や、いかに。
(小田龍司)

