
メリル・ストリープとアン・ハサウェイが、4月6日に都内で行われた映画「プラダを着た悪魔2」(5月1日[金]公開)来日スペシャルイベントに登壇。&TEAMのKも花束を持って駆けつけた。
■メリル・ストリープとアン・ハサウェイが20年ぶりにタッグ
2006年に公開され大ヒットを記録した映画「プラダを着た悪魔」(ディズニープラスで配信中)の続編が、20年の時を経て完成。トップファッション誌「ランウエー」の“悪魔”のような編集長ミランダ(メリル・ストリープ)と、彼女の元アシスタントのアンディ(アン・ハサウェイ)、別々の道で成長を重ねた二人が、雑誌存続の危機に再びタッグを組み、ファッション業界に大旋風を巻き起こす。
前作に引き続き、デヴィッド・フランケルが監督を務め、キャストもメリル、アンをはじめ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチらおなじみの面々が最集結。そこに、ケネス・ブラナーやレディー・ガガといった新キャストも加わった。
専用車両で会場に到着したメリルとアンは、サインなどのファンサービスを行った後、ステージに登壇。
メリルは「Hello Tokyo! ありがとうございます」と日本語を交えてあいさつし、「この桜の季節に来られてとてもうれしいです。素晴らしい作品をお届けしますので、気に入っていただけるといいなと思います」とメッセージを伝える。
アンも「こんにちは! 東京」と日本語で呼びかけ、「こんなすてきな記憶を作ってくれて、愛とエネルギーをもらえて、夢の中にいるようで言葉にならないです」と喜んだ。

■20年ぶりの続編、メリル・ストリープ「20歳、年をとったなと思いました(笑)」
20年ぶりの続編の制作について聞かれると、メリルは「20歳、年をとったなと思いました(笑)」と明るく答えつつ、「脚本を読んだら、本当に素晴らしいものでした。とても面白く、軽やかで。でも、その内側にはシリアスなものもありました。人間の精神を祝福するような物語だと思います」と脚本・ストーリーに引かれたという。
「アニー(アン・ハサウェイ)やエミリー、スタンリーを見たら、すぐにミランダに戻れました」と、役に入るのに20年のブランクを感じなかったとも明かした。
今作で変わったところとして「ミランダはメガネをかけています」と話し、かけていたサングラスを一瞬だけはずしてファンを喜ばせる場面も。
アンは「(メリルが)すごく脚本を気に入ったと聞いて、『絶対に素晴らしいものだ』と思いました。想像を遥かに超える内容だったんです。皆さんも、ミランダやアンディはどんな人生を過ごしているんだろうと思っていたと思いますが、想像を超えた展開が続編では描かれています」と期待をあおるコメントで会場を沸かせた。

■新生活を始めた若い世代にアドバイス
春ということで、新生活を始めた若い人たちに向けてのアドバイスを求められると、アンは「自分は若い頃、物事を知らないということを恥ずかしいと思っていた時期がありました。でも、知らなくてもいいんです。知るということ自体が、これからの皆さんの旅路になり、その旅路の中で自分自身のことを学んでいくことになりますから」と、自身の経験を踏まえてアドバイスを送る。
一方、メリルは「若い人たちは常に好奇心を持って、楽観的でいてください。変化に対して柔軟性を持っていてください。ミランダは柔軟性がない堅い人物だと思われています。でも、作品の中で彼女は苦悩し、変化についていこうとする中で、助けてくれる人の大事さを分かっていきます」と演じる役の変化と重ねてアドバイスをした。

■&TEAM・Kが花束を持って登場
イベントの後半では、&TEAMのKがメリルとアンに花束を贈呈。Kとアンは以前ファッションイベントで会ったことがあり、久しぶりの再会となった。Kは、二人に「演技の仕事も始めたのですが、うまくいかないことも多くて。お二人はそんな経験はありましたか? もしあったとしたら、どうやって逆境を乗り越えましたか?」と質問。
メリルは「もちろんあります。でも、映画はただの映画。桜の花のように、散ったらそれで終わるものです。昔、演劇をやっている時に友達が舞台を見に来てくれたことがありました。出来の悪い日で、昨日だったら素晴らしかったのに、と思ったんですけど、友達は感動してくれました。自分がダメだと思っても、周りはそう思ってないかもしれません」と、自身の経験に基づく深い返答をした。
アンも「10代の時に『プリティ・プリンセス』で映画デビューしました。それで有名になってしまったことで、誰かに見られる人間になってしまい、経験もない若い役者だったので悩みました。安全な道を行くのか、挑戦してリスクを取るのか。私は後者を選びました。もちろん、キャリアの中で転んだこともあります。でも、他の役者さんから『自分が思っているよりも、自分が望んでいるものに近い演技をしているんだよ』と声をかけてもらったことがあって、それ以降、自分の演技は自分が望んでいるものに近いんだと思うようにしています」と、こちらも自身が経験したことの中からエピソードをピックアップして答えた。
二人の言葉を聞いたKは「素朴な質問に、熱意をもって回答していただいて感謝します」と感動していた。
◆取材・文=田中隆信


