
「少年ジャンプ+」(集英社)にて現在連載中でコミックス全世界累計発行部数100万部突破の人気漫画「マリッジトキシン」が、2026年4月7日よりTVアニメ放送開始される(毎週火曜夜23:00-23:30、カンテレ・フジテレビ系 全国ネット“火アニバル!!”枠ほか/dアニメストア、DMM TV、Netflix、Prime Video、U-NEXTほか)。本作は、殺し屋「毒使い」として裏稼業に身を置く下呂ヒカルが、凄腕の結婚詐欺師・城崎メイと出会うことから始まる婚活バトルアクションだ。今回WEBザテレビジョンでは、下呂ヒカル役の石谷春貴と城崎メイ役の若山詩音にインタビューを実施。原作の読者でもある2人から見た「マリッジトキシン」の面白さや、演じるキャラクターの印象について話を伺った。
■婚活×バトルという新感覚の作品に「求めているものがここにある」
――おふたりは原作の読者だと聞いています。原作を読みはじめたきっかけや、原作を読んで感じたことを教えてください。
若山詩音(以下、若山):私はオーディションを機に読ませていただきましたが、そこから一気にどハマりして。今では毎週の更新を楽しみにしている、いちファンでもあります。読み始めた頃は、下呂くんが裏社会の人間だということもあり、殺し屋という職業を何とも思わない人なのかと思っていたんですけど、全然そんなことはないし、彼の中にはちゃんと正義があるんですよね。
それに加えて、アクションシーンの作画や、ジャンプ作品らしい熱い展開も摂取できて、「誰もが楽しめる、求めているものがここにある」という感じの作品だと思います。
石谷春貴(以下、石谷):僕が作品を読み始めたきっかけは、依田(瑞稀)先生が描いていた(原作第1話の)表紙の色使いだったんですよね。ビビットな感じの色合いが、優しい雰囲気の絵柄に見事ハマっているのを感じました。
あとは登場するヒロイン(婚活相手)も学生だったり、下呂くんと近しい仕事をしていたりと、すごくバラエティ豊かなんです。僕は“幕の内弁当”のような作品だと思っています。皆さんにとっての「好き」が必ずどこかに潜んでいて、読んでいくうちに絶対見つけられるんじゃないかなと感じています。

――演じるキャラクターについての印象や、魅力を教えてください。
石谷:下呂ヒカルはすごく不器用な人間だと思うんですけど、彼を取り巻く環境が不器用にさせたんじゃないかと考えていて。でもその不器用さこそが身近な人たちが下呂を応援したいと思える……そんな魅力があるんじゃないかなと思うんですよね。あとは男の子だと、隻蛇の面(ガスマスク)を装着して戦うのって心をくすぐるじゃないですか。そういった仕事人みたいなところもカッコいいですよね。
若山:城崎メイは結婚詐欺師なんですけど、作中で描かれている城崎はいつでも誠実で、下呂くんに対して嘘をつかないという印象がすごく強かったですね。
立ち位置としては、下呂くんからするとアドバイザーという立場だと思うんですけど、仲の良い友達のようでもあり、いろんな面を持っていて、さまざまな視点で見ることができるキャラクターだというのは、演じていて感じる部分ではありますね。

――キャラクターを演じる上で意識していることや、心に残っているディレクションは?
石谷:僕が下呂ヒカルを演じる上で最も大事にしているのは“誠実さ”ですね。彼は「婚活」において何もかもが初めてだったり、女性と接した経験が無いゆえに、何も言えなくなるし、固まってしまうんですよ。そういったひとつひとつの反応は人間として当たり前だと思うので、大切に演じるようにしています。
見ていただく方々にとっても“下呂くんを見守る”ことがこの作品において大きな要素になってくると思うので、殺し屋としての下呂にだけ重きを置くのではなく「彼を1人の普通の人間として演じるようにしよう」というのは常に考えています。
若山:私は「とにかく幅を持たせること」に気を付けています。これはディレクションの際にもよく音響監督さんから言っていただくことなんですけど、かわいいところからカッコいい部分まで、振れ幅が大きいのが魅力的なキャラクターなので、セリフごとに振り切って演じることを大切にしています。


■2人が考える“自分の魅力”は?「裏を返せば長所になる」
――作中では、下呂ヒカルが「婚活」を決意した際に、自分の長所や魅力を見つめ直すことが大切だと城崎メイにアドバイスされます。おふたりが思う“自分の長所や魅力”は何だと思いますか?
石谷:「どんな人とも、楽しく会話ができること」ですかね。初対面の人でも全然大丈夫ですし、僕は誰かとご飯に行ったら、その人にオススメのお店を聞いてそのままハシゴみたいなことをするんですよ。
中学時代は全然人と話せなかったので、そういった時に「人と話せるようになれて良かったな」と思うことは多いですね。
――そうだったんですね。人と話せるようになったきっかけについても聞かせていただきたいです。
石谷:高校2年生くらいまで陸上部に入っていたんですけど、当時はあまり人と話す気がなかったところがあって。その後、声優を目指そうと思った時に「声優ってコミュニケーション能力が必要では?」と思い、毎日昼休みの度に、別のクラスの人と男女問わず話すようにしていました。
「自分のクラス」という世界に閉じこもっていた自分にとって、良い経験だと思っていますし、それからは人と話すのが苦ではなくなった気がします。

――若山さんはいかがですか?
若山:私の長所は「真面目なこと」かな。現場で色々と考えすぎてしまうところがあって、「もう少し楽に考えなよ」と、アドバイスしていただくことが本当に多いんですよ。
それが悪い方向に向いてしまうこともあると思うんですけど、失敗したら反省するし、やろうと思ったことには誠実に向き合うようにしているので、裏を返せば長所になるんじゃないかなと思っています。

――若山さん演じる城崎メイは、アドバイザーとして下呂に協力することになります。おふたりはアドバイザーになるなら、どんなことを皆さんに伝えたいですか?
若山:なんだろう……?「人間関係において、お互いを許し合って、思いやりを大切にしましょう」ですかね。YouTubeを見て日々思うんですよ(笑)。
石谷:確かにそうかも。「お互いをリスペクトしましょう」というのはありますね。
若山:そうですね。お互い理解し合ってこその人間関係なので。
石谷:うんうん。「お互いを尊重して、良い関係性を作っていけたらいいな」というのはメッチャ思いますね(笑)。
◆取材・文=渡辺美咲


