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Xの収益化に新基準、拡散した人より「作った人」へ オリジナル作者特定ツールを導入

Xの収益化に新基準、拡散した人より「作った人」へ オリジナル作者特定ツールを導入

ニキータ・ビア氏の投稿

 Xが、投稿の収益分配プログラムにおいて、コンテンツの「オリジナル作者」を特定し、収益の一部を優先的に配分する新たな仕組みの試験導入を開始したことが明らかになりました。

 プロダクト責任者を務めるニキータ・ビア(Nikita Bier)氏が4月11日、自身のXで明らかにしたものです。長年問題視されてきた無断転載などへの対応策のひとつとみられます。

【元の記事はこちら】

 ビア氏は、新たな収益分配の仕組みについて「コンテンツのオリジナル作者を特定する新しいツールを試験的に導入し、収益の一部をその人たちに配分する取り組みを行っています」と説明しました。

 これまでのように「最も拡散した投稿者」だけでなく、「実際にコンテンツを制作したクリエイター」に報いる方向へシフトする考えを示した形です。

 声明では、調査報道や風刺動画、専門的な記事など、オリジナルコンテンツを生み出すクリエイターの具体例にも言及。タイムラインに新たな価値をもたらす投稿を評価し、制作にかかる労力そのものに対して対価を支払う仕組みを強化するとしています。

 一方で、リポストやコメントといった文化自体を否定するものではないとも強調しました。「Reposts & commentary will always be a core pillar of X(リポストとコメントは今後もXの中核)」と明言しており、拡散行為そのものは引き続き重要な要素と位置づけられています。

 ただし、今回の変更によって、他者のコンテンツを転載・引用することで収益を得てきたアカウントにとっては、環境が大きく変化する可能性があります。

 もっとも、「オリジナル作者」の判定は技術的にも難易度が高く、プラットフォーム外で制作されたコンテンツや、複数の転載が連鎖するケースでは判断が困難になることも予想されます。当面はツールとアルゴリズムの改良を重ねながら、段階的に適用範囲を広げていくものとみられます。

 また、ビア氏は今後も収益分配プログラムを進化させ、「クリエイターが最良のコンテンツをXに投稿する動機づけを強化します」と投稿を締めくくりました。

 これまでは「拡散力がある=正義(収益)」という構図が強く働いていましたが、今後は「誰が最初にそれを作ったのか」というアルゴリズムによる判定が、クリエイターの懐事情を左右することになりそうです。

<参考・引用>
Nikita Bier(@nikitabier

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026041104.html

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