『STARDOM in KORAKUEN 2026 Apr.』東京・後楽園ホール(2026年4月11日)
○スターライト・キッドvsフワちゃん×
心機一転したフワちゃんがキッドとの一騎打ちで奮闘。最後は敗れてしまったものの、4・26横浜アリーナ大会での安納サオリ戦に向けて、「今は真面目にひたすら頑張り続けるのみです」と意気込んだ。
フワちゃんは4・26横浜アリーナ大会で安納戦に向けて、安納にウザ絡みを繰り返し、執ように挑発。4・8後楽園大会では試合そっちのけでアピールを繰り返してチャンスを逃し、安納に惨敗を喫した。
試合後、師匠の葉月に「プロレス舐めるなよ」と公開説教されたフワちゃんは反省を見せたが、その前に現れたのがキッドだった。刺激的な戦いを欲していたキッドは「今のままじゃ横浜アリーナという大舞台でサオリとやる意味ないと思う。だから、私が横アリ前に活を入れてやろうじゃん」と対戦を要求。フワちゃんも「キッドさん、よろしくお願いします」と受諾し、今大会でシングル対決が行われることになった。
最近は傍若無人な振る舞いが目立っていたフワちゃんだったが、今大会では入場すると、四方の客席に深々と一礼する。キッドと礼儀正しく握手を交わして、試合はスタートに。セコンドには葉月がついた。
のっけからキッドはロープを使ったスピーディな攻防を仕掛ける。フワちゃんもキッチリと対応したものの、キッドはロープを挟んだ状態でドラゴンスクリューを繰り出して先制。得意の右足攻めに打って出た。
一点集中攻撃に苦しんだフワちゃんは必死に反撃を試みるが、なかなか流れを変えられない。スキを突いて卍固めに捕獲したものの、エプロンでのブレーンバスターは不発に終わり、場外に蹴落とされた。それでもキッドのプランチャをセコンド陣へ誤爆させ、逆にフワちゃんがプランチャを敢行。安納も会場後方で試合を見守る中、タメを作ってのブレーンバスターも繰り出す。
続くダイブ攻撃を読んだキッドは雪崩式アームホイップで逆襲開始。再び厳しい攻撃で足を攻めて、マフラーホールドで絞め上げた。上手く逃れたフワちゃんはフロントハイキックからシャイニングウィザードを狙ったものの不発。再び攻勢に出たキッドは旋回式ダイビングボディプレスを落とすと、ムーンサルトプレスの体勢に。
決めさせないフワちゃんは雪崩式ブレーンバスター、投げ捨てジャーマン、シャイニングウィザードと猛攻。一転して攻め立てたものの、余力を残すキッドはスキを突いて黒虎脚殺に絡め取る。フワちゃんはなんとかロープに逃れるが、キッドは黒虎天罰からムーンサルトプレスでダメ押しして3カウントを奪った。
最近の暴走気味だった自分を封印し、真剣に戦ったフワちゃんが奮闘したものの、最後はキッドに完敗。そんなフワちゃんにキッドは手を差し伸べて、肩を組んだ形で客席に頭を下げる。そこからキッドは一転してフワちゃんを放り投げた。葉月の肩を借りて花道を下がっていくフワちゃんの前に、試合を見ていた安納の姿があったものの、視線を交錯させただけで、何も言葉は交わさなかった。
「心を入れ替えて、正面から向き合う覚悟を持って。ただ、もちろん勝ちを狙っていく心持ちでいったんですけど、ボコボコにやられてしまって。ただ、なんか私の中ではちょっと今回の戦いは凄く得れたものだったり、自分にとってプラスになったり、ちょっと前向きな気持ちで今は喋っています」と試合を振り返ったフワちゃん。「私がちゃんと向き合ってなかったから、安納サオリも私に向き合ってなかったという。なんか鏡だなというのが凄い自分自身で理解できる試合になりました」と気づきの多い一戦となったようだ。
横アリ決戦に向けて、「しっかりプロレスに愛を持って、キッドさんに正真正銘の真意を持って向き合ったら、ああやって応えてくれるんだというのが自分で実感して、身を持って自分の体でわかったので、これからプロレスにもっと、変な余計なことを考えずに、正面からプロレスにもっともっと向き合って、横浜アリーナ、4月26日に向けてしっかり体を作っていきたいと思います」と気持ちも前向きに。ウザ絡みを繰り返していた時とは違う真面目な表情で「しっかりプロレスに向き合ったうえで、皆さんにエンターテイメントをお届けできる、いつかそんな日が来るように、今は真面目にひたすら頑張り続けるのみです」と意気込んでいた。
【キッドの話】「フワちゃん、私は容赦なく足も全身を攻めました。活、入ったかな。まあ、こうやって足を一点攻め、集中攻撃されるって初めての経験だと思うんですよ。でも、それでも何度も何度も立ち上がって戦うフワちゃん、最高にカッコよかったよ。やっぱり本当にプロレスが大好きなんでしょ。あんなおふざけキャラのところもあるけど、真面目に戦ったら、やっぱポテンシャル高いなって改めて思いました。でも、今日は全然私に負けてたと思う。まあ、あのフワちゃんの明るいキャラも凄くいいと思うけど、せっかくスターダムに入団してくれたからには、フワちゃんの知名度とか、私たちにはないものもたくさん持っているでしょ。だから、私たちと一緒にもっとスターダムを広めていってほしいなと思います。やっぱりキャラも活かしつつ、お客さんに応援されるフワちゃんにもっともっとなっていってほしいなと思います。ああやってふざけたり、何しでかすかわからないところは面白いけどね。だからこそ、今日、私とやったからには、サオリに勝ってほしいなっていう、せっかくの大舞台ですから、という気持ちもあるけど、やっぱりサオリは私のライバルなんで。キャリア10年、積み上げてきたものもあるし、絶対に負けられないと思う。もうどっちも応援したいなって気持ちになっちゃいました。だから、本気の安納サオリ対フワちゃんを私は横浜アリーナで見たい。今日はサオリも見てたと思うしね。フワちゃん、ビックリするような、何しでかすかわからないものを楽しみにしてます。そして、師匠・葉月。私に弟子ができたことないのに、そんなこと言うなとか言ってたけど、ああ、わかんないよ。わかんないけど、そうやって後輩育てるのもいいけど、お前はもっと自分のためにも動いたほうがいいんじゃないのか? 白いベルト、欲しいんじゃないの、本当は。私は先に巻いたよ。私ともまたやろうよ。そんな強気なことばっか言ってないでさ」
【フワちゃんの話】「心を入れ替えたフワちゃんです。キッドさんとのシングルマッチ、心を入れ替えて、正面から向き合う覚悟を持って。ただ、もちろん勝ちを狙っていく心持ちでいったんですけど、ボコボコにやられてしまって。ただ、なんか私の中ではちょっと今回の戦いは凄く得れたものだったり、自分にとってプラスになったり、ちょっと前向きな気持ちで今は喋っています。いろいろと安納サオリ、『なんだそのスカした感じは?』だったり、なんかちょっと私が突っかかって変な風にしてしまったところがあったんですけど、私がちゃんと向き合ってなかったから、安納サオリも私に向き合ってなかったという。なんか鏡だなというのが凄い自分自身で理解できる試合になりました。しっかりプロレスに愛を持って、キッドさんに正真正銘の真意を持って向き合ったら、ああやって応えてくれるんだというのが自分で実感して、身を持って自分の体でわかったので、これからプロレスにもっと、変な余計なことを考えずに、正面からプロレスにもっともっと向き合って、横浜アリーナ、4月26日に向けてしっかり体を作っていきたいと思いますので。ちょっと面白いフワちゃんが届けられないというのが心苦しくて、変なスカし方しちゃってごめんね。しっかりプロレスに向き合ったうえで、皆さんにエンターテイメントをお届けできる、いつかそんな日が来るように、今は真面目にひたすら頑張り続けるのみです。新人・フワちゃん、皆さんよろしくお願いします。ありがとうございました、キッドさん。葉月さん、今日も焼肉連れていってくださいよ」

