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モナコ勢初のモンテカルロ4強、アルカラスとの敗戦で見えたバチェロットの課題「フィジカル面を改善し、回復力も高めたい」<SMASH>

モナコ勢初のモンテカルロ4強、アルカラスとの敗戦で見えたバチェロットの課題「フィジカル面を改善し、回復力も高めたい」<SMASH>

男子テニス界で大ブレーク中のバレンティン・バチェロット(モナコ/現世界ランキング23位)が、今週母国で行なわれているツアー大会「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(4月5日~12日/クレーコート/ATP1000)で躍動した。

 予選から出場した昨年10月の「ロレックス上海マスターズ」決勝で従兄弟のアルテュール・リンダークネシュ(フランス/現27位)を破ってツアー初優勝を達成した27歳のバチェロットは、今季も「アデレード国際」(ATP250)と「アビエルト・メキシコ・テルセル・HSBC」(ATP500)のツアー2大会でベスト8に進出。上海出場時に204位だったランキングを一気に23位まで上げ、現在キャリアハイの順位につけている。

 今大会にはノーシードで参戦し、1回戦ではホアン・マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン/同71位)、続く2回戦では昨年大会の準優勝者で第4シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同5位)、3回戦でフベルト・フルカチュ(ホーランド/同74位)、準々決勝では第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同6位)と実力者を連破し、モナコ人選手として初となるモンテカルロ4強入りを果たした。

 現地11日に行なわれた準決勝でバチェロットが対峙したのは、今年1月の全豪オープンで史上最年少での“生涯グランドスラム”(全四大大会制覇)を成し遂げた22歳の王者カルロス・アルカラス(スペイン)。両者は今回が初対決となった。
  試合はバチェロットがアルカラスの多彩な攻撃に苦戦。第1セットは第2ゲームから3ゲームを連取され、ブレークバックできずに4-6で先行される。第2セットは先にブレークを許しながらもすぐにブレークバックするなど粘りを見せたバチェロットだったが、最後はアルカラスの意地が勝り、終盤3ゲームを立て続けに奪われて1時間24分で力尽きた。

 敗戦後のメディア対応でバチェロットはアルカラスと比べて自分の“足りない点”を実感させられたとし、偉大な22歳への敬意を込めつつ、さらなる成長への意欲を示した。

「ここ2年で彼のサーブはかなり良くなったように感じる。いい試合はできたが、ただコートにボールを入れるだけでは簡単に押し込まれてしまう。もっとフィジカル面を改善したいと思うし、身体の回復力も高めたい。同時に新たな可能性も見出していきたいと思えた試合だった」

 それでも今大会を通じて、バチェロットが単なる“一発屋”ではないことは改めて証明された。本人もムゼッティ戦での勝利後に確固たる自信を得られたと明かす。そしてアルカラス戦で、その自信が“確信”に変わったと締めくくった。

 大きな手応えを得た一方で、アルカラスのようなトップ選手に対抗するために、何を磨くべきかという明確な指針も得た。遅咲きの27歳の可能性は無限大だ。

文●中村光佑

【動画】バチェロットVSアルカラスの「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」準決勝ハイライト!

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配信元: THE DIGEST

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